こちらもエロシーンがないので、安心してご家族でご覧いただけます。

(全裸の男の子を強制スケキヨさせるシーンはありましたが)

 

 

 

【あらすじ】

 

交通事故で奥さんと娘を同時に失ってしまった作曲家が主人公。

いつまでも失意に暮れているわけにはいかないと、環境を変えて社会復帰をするのだが、新しく住み始めたおうち(豪邸)が何か変だ!

ドンドン変な音が家中響き渡るし、秘密の部屋なんかもあるし、

「もしかしたらここはホグワーツかもしれない。いや、中村青司が建てた館かもしれない!

と、館について色々調べていくと、過去にこの館で暮らしていた女の子が交通事故で亡くなっていたと知る。

「きっと、家族を交通事故で失った自分に何か伝えたいことがあるに違いない!」

「降霊会を開いて霊との交信を図る。

こういう時、お金持ちって行動も展開も早くて素敵よね。

一般peopleだったら、優秀な霊能者とコンタクトを取るのも一苦労だ。

 

 

 

霊能者は霊に語りかける。

 

霊能者「あなたはこの館でなくなった子ですか?」

 

「yes」

 

霊能者「あなたはコーラちゃん(交通事故で亡くなっちゃった女の子)ですか?」

 

 

 

「いいえ、ジョセフです」

 

えええええ!?

 

 

 

【感想 以下ネタバレ要注意】

 

 

 

 

 

【オチとか平気で書いているので、まじで要注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金の力<権力<怨霊

というお話でした。

主人公は大きなおうちに住めたり霊能者もホイホイ召喚できちゃうお金持ちだったけれど、霊――ジョセフくんが怨んでいるであろう相手はそれ以上にお金持ちの権力者。

霊と権力者との関係を公にしたら、権力者の立場が非常にまずくなる。

権力者は、

「他人に言ったらどうなるかわかるかね?」

と、ポリスを動かしたりと権力を行使する。

でも結局、権力<怨霊という結果になるので、私のような非権力者は

「(´∀`)b Good job!」

と、ジョセフくんに拍手を送りたくなるのだが、よくよく考えてみたら、あの権力者は自分とジョセフくんの関係なんか何も知らなかったんだよなあ。

ジョセフくんが

「俺の代わりに幸せに暮らしやがって。知らないことも罪なんじゃボケェェッ!」

と、荒ぶる気持ちもわかるけれど。

第三者からしたら、どっちの気持ちもわからなくもない。

真実を知ってしまった時の権力者の表情は泣きたくなる。

一番許せないのはオヤジだ。

だから主人公は、無闇に事実を公にしようとはせず、全ての証拠を権力者に渡して終わろうとしたのかなあ。

荒ぶるジョセフくんは

「もはやみんなヒドイ目に遭えばいい!死ねぇぇぇい!」

と、エキサイトしていたけれど。

幼くしてあんな殺され方(しかも理由がヒドイ)されちゃったら、世の中の全てをぶっ壊したくなるだろうなあ。

 

それにしても、主人公のおじさん、家族を失うわ幽霊に迷惑かけられるわ、本当に可哀想。

 

 

 


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