ホラー映画

【13日の金曜日ジェイソンマスクコレクション】コンプセットを購入して気付いたこと

都内を徘徊中、ふと目に入ったガチャガチャ。

 

 

ジェイソンマスクコレクション

 

 

 

なにこれ。超欲しいんですけど!

 

数ヵ月前にはチャイルドプレイガチャガチャもあったし、今、ホラーって何かキてるんですか?

 

全種類欲しかったし、いくつダブっても構わないと思っていましたが、Amazonでこんなのを見付けてしまいました。

 

 

ガチャガチャは1回200円

全10種なので、倍の値段です。

※私が購入した時は1セット4,000円でした。

でも、ダブらなかった場合です。

20回まわしても全種類出ないことも十分あり得ます。

 

全種類欲しいし、いくつダブっても構わない……と、何やかんやで6回まわして、成果は4種(ダブり2つ)

このまま、まわし続けてもよかったのですが、それはただ全種類集めるだけの場合です。

コンプセットを見付けてから、私の欲望は膨らみました

 

 

全種類欲しい……全種類2セット欲しい!

 

 

お部屋に展示する用と、普段使い用2セット欲しいーー!!

 

……というわけで、ぽちーして購入しました。

クリックをキメて「買っちまったよ……」とうち震える私に、母は、

「夢中になれるものがあっていいわねぇ(о´∀`о)」

と、寛大な心で接してくれました。

 

 

 

そして届いたコンプセット!

 

 

うおおおおーー!!

 

13金、全部観たけど、シリーズ毎にホッケーマスクが違うなんて気付きませんでした(*^¬^*)←アホ

 

 

そして、「たぶん」「恐らく」レベルの話ですが、もしかするとガチャガチャの外から見て、ガチャガチャ内に何の種類が残っているかわかるかもしれないです。

 

今回購入したコンプセット、ガチャガチャのカプセルに入った状態だったんですね。

で、ここのガチャガチャ、外側のカプセルの色が10種類あるんですよ。

で、どうやら中身とカプセルの色がイコールになっているみたいなんです。

 

2セット購入したのと、自分で6回まわしてみた結果、カプセルの色は種類毎に同じ色が使われていました

偶然かもしれませんが、自力で回してみてダブったメタリックジェイソン(ジェイソンXのあれのこと)の容器の色は2個とも黒でしたし、コンプセットも黒でした。

 

参考までにカプセル付きの写真も載せておきます。

 

 

左上から右下へ、シリーズ順に並べています。

 

それにしても……ああ、素晴らしい(ノ´∀`*)

 

欲を言うなら全11種にして、シークレットでパメラ・ボーヒーズの生首があれば最高だと思いました。

 

 

 

あと、このジェイソンマスク、シルバニアサイズで遊びの幅が広がりそうです。

 

★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

――緑の山と深い森をいくつも越えたその先に、
――冷たく血に塗れた湖が広がっています。 

――そう、ここはクリスタル・レイク……

 

 

 

アイボリーうさぎの女の子「今日は湖の畔でキャンプよ」

アイボリーうさぎの男の子「背景が殺風景なのは気にしないでね。ジオラマを用意する時間が無かったんだ」

アイボリーうさぎの女の子「さあ!仮面をつけて踊りましょう」

 

 

アイボリーうさぎの男の子「なかなか似合っているね」

アイボリーうさぎの女の子「あら、森のお友達も集まってきたみたい」

アイボリーうさぎの男の子「楽しいキャンプになりそうだね

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆

 

アイボリーうさぎさんって、今はいないみたいですね。

(時代の経過と共に、我が家のアイボリーうさぎさんも全然アイボリーじゃなくなっちゃったけど)

 

一番近い子たちで、みるくウサギさんってオシャレなお友達がいるみたいです。

 

……へぇー、ショコラウサギさんとかくるみリスさんとか可愛いなぁ。

……え!おじいさんもいるの?おおぅ……お髭が付いている。可愛いなぁ。

家具もおうちも可愛いなぁ……。

 

また、シルバニアファミリー集めようかなぁ。。。

 

 

 


シルバニアファミリー 人形 みるくウサギファミリー FS-09

 


(初回生産限定)13日の金曜日 アルティメットDVDコレクション

 

マーターズ(2008)/前半の超展開に感動した。後半のアレがなければオススメしたい作品

理不尽・拷問・救い無し後味悪いスプラッター映画

 

 

痛々しいのが苦手な人にはオススメできませんが、超展開が面白かったのでストーリーとしてはオススメです。

(ラストは賛否両論あると思う)

 

 

 

【あらすじ】

1971年10月16日。

人気の無い倉庫群を、傷だらけの少女が泣き叫びながら何かから逃げているシーンから始まる。

 

場面は養護施設へと変わり、少女が無事に保護されたこと、何者かから監禁・虐待を受けていたことが明らかになる。

保護された少女リュシーは、施設入所後も何かに脅えている。

施設内でも中々心を開くことができずにいたが、同年代の少女アンナには次第に心を開いていった。

 

場面は変わり15年後のどこかの家庭の朝食シーン。

しっかり者のママ、やさしいパパ、学業がうまくいかないお兄ちゃん、優秀だけど生意気な妹という、平穏な家庭。

家族揃って朝食を囲もうとしていた時に「ピンポーン」と、誰かがやって来る

 

そしてズドンと急展開……からの超展開!

 

私は前情報全然無い状態で見たので、前半の2度に渡る急展開で感動しました。

なので、内容についてはあまり触れないようにします。

ぜひぜひあのビックリを体験して欲しいです。

あ、でも、本当にグロが苦手な人にはオススメできません

ナイフすぱすぱブシャブシャネジがめりめりボカスカじょぼじょぼ筋肉丸見え特捜部な内容なので。

 

 

 

【感想】

 

※見たことが無い人には何のこっちゃな内容です。

 

最初の平穏家族のシーンになった時は、脈略の無い場面展開に、

「え?なんなん?リュシーちゃんはどうなったん?」

ってなって、次の急展開で、

「うわああああ!」

ってびっくりして、

台所の「ゴトン」という音から先の超展開には、まさかの内容に鳥肌が立った。

全然予想ができなかった。

こういう、どんでん返しがあるお話は大好物なので、久しぶりに良作に出会ったと思った。

(最後のアレで辛口意見も多いみたいだけど)

 

痛々しいシーンが多くて「拷問がヤバイ」という感想を持ったけど、よくよく考えてみたら拷問シーンはそうでもなくて、その前の救出シーンの方がえげつなかった

あんな姿を見たから、この後どんな酷いことをされちゃうんだ?とビクビクしていたけれど、拷問シーンは結構大人しかったかも

最終形態にする手術シーンなんてほぼカットだったし。

チョキチョキだかスパスパだかの物理的カットシーンカットするなよと。

……駄洒落かよ。

 

 

 

【以下、ちょっとだけネタバレ注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストのマドモアゼル「疑いなさい」からのアレは、許せない。

私利私欲の好奇心のために、あれだけたくさんの犠牲を出しておいて、あんな幕引きするなんて、偉そうなマドモアゼルのクセに責任感のカケラも無い。

同じマドモアゼル(フランス語で未婚の女性)としてムッキー!ですぞ。

マドモアゼルというよりもマダムっぽいクセに(それを言うなら私もか……うるせぇ!誰がマダムだ!)、あのマドモアゼルは本当にマドモアゼルの風上にもおけん

……彼女の言葉が何だったにせよ、最後までマドモアゼルの立場として、嘘でもいいからあの場を終わらせて欲しかった。

じゃないとまた同じ事を繰り返すでしょ。ああいう方々は。

「解釈は各々の想像に委ねます」系の話は、私はこういう場であーだこーだ言うのは控えます。

そういうのは、たくさんの人に発信するよりも内輪で盛り上がる方が好きです。

 

 

 


マドモアゼル・シック~すてきな女の子になるレッスン

ヴィデオドローム(1982)/頭の悪い私には難解すぎて、途中からよくわからなくなった。けど、面白い……!

そのビデオを見ると、ヤバイことになる――

貞子よりも前にもあったビデオホラー。

 

 

 

 

【あらすじ(途中で力尽きました)】

 

アメリカの小さな番組制作会社「CIVIC TV」の社長のマックスは、他局では取り扱っていないような過激な内容の映像を日々求めていた。

AV会社との打ち合わせで、

マックス「『サムライドリーム』?東洋のエロか……上品過ぎる。刺激が足りん!

と、一蹴し、

他局の番組(暴力的な内容は社会に影響が云々という糞番組)に出演した際に、

マックス「うちは暴力○○×が売りなんですよ」

なんて言いながら、隣のキャスターをナンパし始めたりと、ビジネスで求めているというよりも、本当にそういう内容が好きなご様子。

趣味が仕事に繋がっているって素敵なことだね。

 

ある日ヴィデオドロームという、ただひたすら拷問→殺人というストーリー性のない映像作品と出会い、大興奮する。

 

電波を傍受して映像を見つけてきたハッカーエンジニアによると、作品の発信元は国内のピッツバーグではないかとのこと。

それ以外は誰が制作しているのか、何のために作られているのかは謎に包まれている。

 

「あんな過激な内容、一刻も早くうちの番組で取り扱いたい!」

「というか、もっと色んな作品を見てみたい!!」

「ああん!ヴィデオドロームウウウゥゥッ!!」

 

寝ても冷めても「ヴィデオドローム」が頭から離れないマックス。

裏社会の情報に精通しているおばちゃん(こういうおばちゃんってタバコがよく似合うよね)に、

「『ヴィデオドローム』には関わらない方がいい。危険な組織が絡んでいるわ」

とか言われたり、

「あの内容は演技ではなくマジの内容なんだよ」

とかスナッフムービーであることを明かされても、もう心はヴィデオドローム一筋。

マックスと共にヴィデオドロームを見た恋人のニッキーも「私もヴィデオドロームに出演してみたいわ」なんて言い出し、さっさとピッツバーグへ旅立ってしまう。

 

独り残されてヴィデオドロームに悶々していたマックスに、

「オブビリアン教授という人がヴィデオドロームを作ったらしいよ」

という情報が入る。

「オブビリアン教授と言えば、ついこの間出演した糞番組で共演していたじーさんじゃあないか!」

(正しくは、オブビリアン教授はスタジオには来ていなくて、ブラウン管の向こう側にいたけれど)

やり手のビジネスマンは、些細な人脈も利用するのだよと、早速オブビリアン教授の元を訪ねるが、会うことは叶わなかった。

「ヴィデオドロームに近付くのは危険」なんて言われていたから、拳銃も用意したのに、こんにゃろー。

 

そんなマックスの元に、教授から1本のビデオテープが贈られてくる。

教授からのビデオレターである。

ワクテカしながら視聴するマックスに、ブラウン管の中の教授はとんでもない事実を告げる。

ヴィデオドロームを視聴すると、幻覚が見え始めたりビデオの世界と現実世界がごちゃ混ぜになったり、というか、ビデオの世界に取り込まれたり……【大変申し訳ございません。ここから先は私には難解すぎてよくわかりませんでした】

 

教授は既にビデオの世界の住人になっている模様。

ヴィデオドロームを利用しようと目論む組織が現れたり、もうわけわかんない!

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

 

 

【感想がいつもよりも下品です。ちゅうい】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過激な内容に惹かれていくという心理はよくわかるのだけれど、ヴィデオドロームがもたらす障害だとか関係各社の目的についてはイマイチよくわからなかった。

マックスの心がヴィデオドロームによって犯されたり、ヴィデオドロームに操られるシーンで、決まって流れる効果音(低いドゥーーンってやつ)があるのだけど、もはや内容に追いついていけなくなっていたので、それが流れるたびに「はいはい、またですか」って笑えてきた。

もうね、笑うしかなかった。

というか、面白いんだよ。

内容はよくわからなかったんだけど、言動がいちいち面白かった

 

ブラウン管の中に現れた恋人に誘われて近付けば、ブラウン管が波打ち、当然のようにスリスリし始めるマックス

そのままテレビに何を突っ込むつもりなんだとヒヤヒヤしていたら、まさかの顔面!

逆貞子!!

 

そして恋人が入るブラウン管に鞭を打つマックス。

家電に鞭打ちですよ。

私も、調子が悪い家電をどうにかしようとぶっ叩いたことはあったけれど、鞭を使ったことはなかったよ。

というか我が家に鞭が無かったわ。

自宅に鞭を所持している女王様とかって、家電の調子が悪くなったら「まだまだ逝くには早いよォォォォッ!(必死)」とか言って鞭でぶっ叩くのかな?すげぇな。

ぶっ叩いて機械が直るのかどうかは置いておいて、マックスの場合はプレイ(だと思う)なんですよ。

人が家電(正確には家電の中に入った恋人)を愛そうと、楽しもうとしているんですよ

今でこそ、人間×無機物とか、擬人化した無機物×○○とか、○○×○○とか、ありとあらゆるカップリングがその辺に転がっていますが、1980年代で家電と人間をイチャイチャさせる作品を創り出すなんて、すごいと思う。

私が知らんだけで(この世に影も形も無かったし)、世の中そういう作品がゴロゴロ転がっていたのかも知れないけど。

 

ヴィデオドロームによって、心だけでなく肉体にも変化が現れたマックスさん。

どういう変化かというと、おなかに裂け目ができて、物を出し入れしたりできて、ドラえもんのポッケみたいで便利だなあと思っていたら、あれはビデオテープを入れる場所だったみたいで人間ビデオデッキになっていた。

ビデオを入れたのはいいけど、どうやって再生するんだろう。

テレビと合体したらいいんかな?彼女がテレビに入っていたし。ちょうど良いね。

こういう変化はなんか教訓めいていて、昔の特撮みたいでおもしろかった。

「お金に意地汚いとカネゴンになっちゃうよ」みたいな。

でも、過激なビデオばかりみていた末路が人間ビデオデッキというのは物足りないなあと思い(そもそも教訓めいた内容ではないけれど)、どんな末路が相応しいかと考えた結果「自分がゴアゴアなビデオに出演する事になる」という非常に陳腐で面白くない回答が真っ先に浮かんだので、ただただ悲しくなった。

そりゃあそんな低レベルな人間には難解な内容でしょうよ。

 

冒頭に出てくる『サムライドリーム』という日本のAVは、私から見ても何がしたくて作ったのかわからない内容だった。

あんなもん、本当に我が国で制作していたら日本の恥だわ。

AV事情は全然わからないけれど、「全13巻あって、2巻か3巻に物語の重要シーンが入っている」とかAVとしてはテンポ悪すぎじゃね?

(何度も言うけれど、AV事情は全然わからないけれどさ)

そりゃ、マックスも「見るのは13巻だけでいい」って言うよ。

しかも最終巻が盛り上がりに欠ける内容(登場人物一人・ほぼ影のみ)で、あんなもん最初から見ている人がいたらブチ切れていいレベル。

だいたい、登場人物女ひとりで、サムライ要素が全然ない。

あれか。女が持っていた××××がサムライだったんか?

影のみだったら昔、何の番組だったかはわからないけど、志村けんさんが駅員さんに扮してめっちゃホイッスル吹きまくっているコント(機関車のシュポシュポ音に合わせて腰振ってるやつ(影のみ))の方がよっぽど過激だったわ。

何もわからずゲラゲラ笑っていたのが懐かしい。

うちの親はどんな気持ちでアレを一緒に見ていたのか……。

 

……私は一体何の話をしているんだ。ハシタナイ。

 

 

 


キャラクター腹巻 ドラえもん

アナベル死霊館の人形(2014)/やさしい世界のお話

死霊館シリーズ2作目

 

正式には、死霊館シリーズアナベルシリーズに分かれていて、アナベルシリーズの1作目

もしくは、死霊館シリーズという大枠の中に死霊館シリーズとアナベルシリーズがあって……

ややこしいから、とにかく2作目ってことで。

前作『死霊館(2013)』に登場したアナベル人形についてのお話です。

といっても、前作の冒頭で相談に来ていた3人の若者のお話ではなく、彼らがアナベル人形を手に入れる前のお話です。

 

 

 

【あらすじ】

1967年、カリフォルニア州に住む若い夫婦のお話。

頼れる神父さん、優しいお隣さん夫婦、そしておなかには赤ちゃん――ミア(奥さん)は幸せイッパイだった。

ある日、人形好きのミアのためにジョン(ご主人)が、あの人形をプレゼントしてくれた。

ミアはあの人形がずっと欲しかったみたいで、傍から見たら気色悪いあのお人形に大喜び。

 

そしてその夜、事件が起こる

お隣さんちから悲鳴が聞こえ、ジョンが様子を見に行っている間にミアも、あの人形を抱いた女と男に襲われる

駆けつけた警察が男を射殺し、女は自殺

ミアはおなかを刺されたものの、母子共に命に別状はなかった。良かった。

 

出産まで自宅療養となったのだが、あの事件以来、物が勝手に動いたりして、どうも家の中の様子がおかしい

特にあの人形は、自殺を図った女が最後まで手にしていたということもあり、気持ち悪くて、ミアはジョンに捨てるように頼む。

 

そんな折、事件について説明しに警察がやってきた。

自殺した女は、お隣さんちの家出娘だった。

女は悪魔信仰をしていて、悪魔に忠誠を誓う為に、恋人と共に実の両親殺害を行ったのだという。

 

そして自殺した女の名前は――アナベル――

 

 

 

【ネタバレ感想】

 

オチとか平気で書いちゃっているので、要注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妊婦さんが出てくるホラー作品だと『ローズマリーの赤ちゃん』が真っ先に思い浮かびます。

気味の悪い事が起こって誰かに相談しても、

「はいはい、マタニティブルーねww大丈夫、だーいじょうぶだからww」

って信じてもらえなかったり、軽くあしらわれちゃう。そんな印象。

でも!本作の妊婦さんはめちゃくちゃ環境に恵まれていた。

「あの家は変よ!もう帰りたくないわ!」

って訴えれば、即答で、

「もうあの家には帰らないよ。新しい場所へ引っ越そう」

なんて頼もしいお返事をしてくれる旦那様。

奥さんが「気味悪い」って言う事に対して軽視しないで、全て奥さんの身になって考えてくれる素晴らしいよくできた人

ご主人が良い人過ぎて感動して、「結婚っていいなぁ」なんて思ってしまった。

もし誰かが「最近気味の悪いことがおきているの」なんて相談してきたとしても、私はきっと、

「は?考えすぎじゃね?」

とか、これまでの自分の経験だけの価値観で判断して信じなかったり、相手の気持ちを考えないようなことを言ったりしそうだなと思って、反省した。

相手に寄り添った言動が自然にできる人って本当に尊敬する。

 

旦那様だけでなく、二人が通う教会の神父さんも親身になって考えてくれたし、途中で登場する謎のおばさんも最大の働きをしてくれた。

周りの人たち全員良い人過ぎる!

謎のおばさんに関しては絶対に悪いヤツだと思っていたよ。ごめんなさい。

『ローズマリーの赤ちゃん』を見た後なので、

「周りの連中は全員敵なんでしょ?誰も信用できない!」

って思って見始めたのに、予想は完全に裏切られた。

世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思った。

 

なんかハッピーエンドみたいな終わり方になっていたけど、結局あの人は悪魔に魂を取られちゃったんだよね?

それってただ死ぬよりもヤバいんじゃないのかな。

『死霊のはらわた』とかでも、

「悪魔に魂を取られたら、なんかとにかく酷いことを永久にされつづけちゃう超地獄な目に遭う

みたいな話だったし、命を賭して犠牲になった人に対して、もうちょっと心配したり、無理でも「助けよう」とかそういう姿勢を見せてもいいんじゃないかなと思った。

今まで良い人たちっぷりが強かったから、少し寂しくなった。

 

 

 


やさしさとおもいやり (絵本の時間)

死霊館(2013)/恐いお人形がたまに出てくるよ

実在するアメリカの超常現象研究家、エドワード・ウォーレンロレーヌリタ・ウォーレン(ウォーレン夫妻)の体験を元に作られたホラー映画

本作で扱われている「ペロン一家事件」は、これまで調査してきた中で、最も邪悪で恐ろしい事例とのことです。

 

 

 

 

【あらすじ】

1968年。

看護師の若い女性2人と付添いの男性1人が、ウォーレン夫妻心霊相談をしている場面から始まる。

 

「この人形には『アナベル』という7歳の女の子の霊が憑依しているんです。

女の子の霊が可哀想になって、人形に憑り付く許可を与えたんです。

そうしたら――

 

アナベルによる悪戯が酷くなっていったという。

いつの間にか動いていることから始まり、家中に気味の悪いいたずら書きをしたりと、いくらなんでもやりすぎだ。

そんなことまで許可した覚えはない。

人形を捨てても帰ってきちゃうし、恐いし、どうしたらいいの?

 

ウォーレン「そこにいるのはアナベルなんて女の子の霊じゃない――悪魔よ!」

若者「まじでか」

 

これがアナベル事件である。

 

その後、何やかんやで解決して、相談に来ていた若者たちは平和に暮らしているそうな。

 

ウォーレン夫妻は記念に……じゃなくて、「またよからぬモノが悪戯しないように保管のため、アナベル人形を自宅へ持ち帰った。

夫妻は自分たちが関わった心霊案件のキーアイテムを度々(毎回?)持ち帰り、保管しているらしい。

夫妻曰く「物に閉じ込めた状態で然るべき方法で保管しておいた方がよいということもある」とのこと。

 

アナベル事件から3年後の1971年、ロードアイランド州。

緑豊かな土地にたたずむ大屋敷に、ペロン一家(夫婦+5人姉妹+ワンコ)が引っ越してきた。

念願のマイホームを手に入れ大喜びのペロンさんだったが、引っ越しした翌日から不可解な出来事が立て続けに起こっていく。

  • 引っ越しの翌朝、愛犬が死亡
  • 奥さんの身体に謎の痣ができる
  • 家中の時計が全て夜中の3時7分で止まってしまう
  • 庭でオルゴールを拾った娘に、ローリーという見えない友達ができる
  • 治ったと思っていた娘の夢遊病再発
  • 部屋が獣臭い

気味が悪いなと思いつつも、そこまで大ごとではないので、様子をうかがっていたペロン夫妻だが、娘が霊の姿を目撃したり、奥さんが夜中に地下室へ閉じ込められて恐いことをされたりしたもんだから、いよいよガチでヤバいと気付き、ウォーレン夫妻に助けを求める。

 

ウォーレン夫妻の調査の結果、過去にこの家で何人も死人が出ていることが明かになり、特に事の発端と思われる事件がスゴかった。

最初にこの家に住んでいたのは農家の夫婦で、奥様は魔女だった。

さらに彼女は、「セイラムの魔女裁判にかけられていたメアリ・イースティの親戚」だそうな。

※感想の方に記載しますが、本作でのメアリ・イースティの取り扱いについては、私は疑問です。

魔女(奥様)は、生後数日しか経っていない自分の子どもを悪魔への生け贄として捧げようとしたところを夫に見つかり、

 

 

「この土地を奪うヤツは呪ってやるー!!

 

との言葉を残して屋敷の前の巨木で首吊り自殺をする。

犯行を目撃されてからの魔女(奥様)の行動は奇天烈すぎるが、めでたく(?)奥様は魔女奥様は悪霊へとクラスチェンジに成功した。

以降、奥様は悪霊は、この土地(屋敷)に根をはろうとする者たちを、ことごとく呪い殺していったのだろう……というウォーレン夫妻の見解である。(←今ここ)

 

こんなヤベェ相手から、ペロン一家は逃れることができるのか?

ウォーレン夫妻と悪霊との戦いが始まる……!

 

 

 

【感想 以下ネタバレ要注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • アナベル人形の出番が予想以上に少な過ぎてビックリした
  • オカルトミュージアムに行きたくなった
  • 作中のコレクション管理が、もう少し何とかならなかったのか
  • 目隠しかくれんぼって本格的で楽しそう!
  • 調査方法が機材をたくさん使っていて「調査」感が出ていて良かった
  • ウォーレン夫妻による「悪霊が悪さをする3段階」が興味深かった
  • エンドロールに実際の写真や新聞記事が使われていて面白かった

 

ジャケ画にも載っているし、アナベル人形の印象が強すぎて、本作でのアナベル人形の出番が予想以上に少な過ぎてビックリしました。

本作製作の時点で、次回作のフラグというか予告をしている感を強く感じました。

たまたま同日に次回作の『アナベル死霊館の人形』を見たから別に良いけど。

リアルタイムで見ていたら「今回の事件に直接関係は無さそうだけど、あの人形は何だったん?」って疑問が残りそうです。

 

 

実際のアナベル人形は、あのような見るからにおっかない見た目ではなく、普通に可愛らしいカントリードール風のお人形。(正式にはラガディアン人形)

ウォーレン夫妻が管理しているオカルトミュージアム展示されているとのこと。

……超行きたい……!

パスポートは、あと1年くらい期限が残っていたはずだ!

……と、たった1回しか使ったことのないパスポートを探そうとして、冷静に考えました。

オカルトミュージアムに展示されているものは、封印されているとしても呪い悪意ぎゅぎゅっとつまった代物です。

 

私が行ったら、絶対に殺られるわ。

 

根拠はありませんが確信はありました。

だから残念ですが、未来永劫そんな愉快な場所へ行くことはないと思います。

決して、自身の英語力が追い付いていないから、何か含みがあるような言い方をしてみた訳ではないです。

 

 

作中では、アナベル人形を含めた呪いのアイテムはウォーレン夫妻の自宅の一室に保管されていました。

普通の家の、普通のお部屋に、普通の鍵が1つかけられて。

同じ屋根の下には夫妻の愛娘が住んでいます

夫妻は心霊調査のため、家を空けることが多いみたいです。

……大丈夫なんか?

「ケースから出すな」とか「絶対に触るな」とか言っている超危険物を、よく愛娘とお留守番させていられるなぁと驚きました。

 

 

あと、かくれんぼが本格的で楽しそうだった。

(鬼が目隠しをして、隠れた子が手を叩いて場所を教える。鬼は手を叩く回数内に見付けないといけない)

引っ越ししたばかりのおうちで、目隠しかくれんぼなんてよくできるなぁと思った。

そして、お母さんと娘の2人で行った時のかくれんぼ中のアレ一番怖かった

地下室かくれんぼのパンパンも怖かったけど、全く警戒していない状況でのじわじわは、身近な感じがしていいね。

 

 

私のオカルトへの考え方は、小野不由美先生&いなだ詩穂先生『ゴーストハント』の影響をめちゃくちゃ受けているので、ベースを作って各部屋をカメラで監視したり、サーモグラフィ等の機材を使用しているウォーレン夫妻の調査方法は良いなと思った。

これぞ調査である。

テレビとかに出演している霊能力者さんも、言動生き様全てを駆使して我々平民たちに笑いを与えてくれるので、面白いから好きです。

数珠(というか、パワーストーン色が強い)をじゃらじゃら装備されている霊能力者さんとか、もう本当に最高です。おなかイッパイになれます。

霊能力者さんって、難しくて綺麗な芸名をつけている方が多いですが、どうしてなんでしょうね?

何故か中学時代を思い出します。

 

 

ウォーレン夫妻による心霊講義のシーンで語っていた「悪魔が悪さをする3段階」が興味深かった。

①出没

音を立てたり物を動かして存在を知らせる。

②攻撃

精神的に弱い人を探して攻撃する。

③憑依

弱らせた対象の身体を乗っ取る。

 

人間にしろ悪魔にしろ、仕事を進めるには順序が大事なんだなと、勉強になりました。

 

 

 

 

 

最後にーー

 

あらすじの方で少し触れた「セイラムの魔女裁判」「メアリ・イースティ」について。

本当に余談で、どうでもいいことだと思うので、以降は飛ばしていただいて構いません。

 

 

 

 

 

作中、あの家に住んでいた魔女についての調査結果で「セイラムの魔女裁判にかけられていたメアリ・イースティの親戚」だという紹介がありました。

頭を空っぽにして見ていた私は、

「ほーん、魔女っ気のある血筋ですか。恐ろしい一族だ」

と、馬鹿丸だしの感想を抱きました。

しかし、よくよく考えてみると全然違いますよね。

だって魔女裁判ですよ。

魔女裁判の被告人つったら冤罪がほとんどじゃない?

 

セイラムの魔女裁判という言葉もどこかで聞いたことがあるぞと調べてみたら、以前、

「ヤバイ事件をまとめている面白いサイトがあるよ!」

と勧められて閲覧していたサイトに取り上げられていた事件でした。

最悪の冤罪生け贄裁判です。(人によって解釈は違うかもしれないけど)

調べる暇がなかったので情報の正確さは欠けますが、メアリ・イースティは最後まで無実を主張していたはずです。(たぶん)

 

……え?

 

「魔女裁判にかけられていた女が親戚にいるよ」

なんて情報、いらなくないですか?

なくてもいい情報じゃない?

 

「親戚の中に魔女にしたてあげられて亡くなった人がいる。人間まじ許せない私が本物の魔女になったるわ!

 

とか、漫画でよくある闇墜ち設定があるならまだしも、そういう描写は一切なかった。

 

シリーズモノだから、もしかしたら続編でそういう設定が出てくるのかもしれないけど、続編の予定を発表していない作品だったり、「1章2章」とか「前編後編」とか明記していない映画は1本で完結させておけよって思う。

基本的にホラー映画は、ツッコミどころがあっても、それはそれで面白おかしくゲラゲラ見ているのですが、「実際の事件を元に作られている(ノンフィクションではない。今回はあくまで「参考に作ったよレベル」だけど)」「実際の人物の名前を出している」からには、ある程度の配慮は必要だと思う。

昔の話だし、すでに亡くなられた人だし、大丈夫だとは思うけど……大丈夫なのかな?

ああ、でも、ディアトロフ峠事件を題材にした映画なんかは、普通に被害者の××××さんが実は××××だった!なんてことになっているし、いいんかな。

でもでも私は、近代の事件を題材としていて被害者も実名で使用する作品は「大丈夫なのかな?」って思っちゃいます。

(大丈夫なのかな?って思うだけで、別に嫌悪だとかはないです。どうせ私と関係ない人たちの話なので。近しい人だったら「××さんって悪いことしたんでしょ?」とか、誤った悪評が立つのは嫌だなぁ)

 

まぁ、今回の件に関しては「大丈夫なのかな?」にプラスで「その情報は何のために出したの?」という疑問もセットなので、ごちゃごちゃ言っておりますが。。。

本当に何故メアリ・イースティの情報を出したのかがです。

 

私は上記のとおり「ヤバイ一族なのかな」という印象を持ちましたが、他の方はどうなんでしょう?

 

あ、それと、私はセイラムの魔女裁判に関しては「裁判にかけられた大半は無罪だったんだろうな。可哀想に」という見解です。

あくまで個人の見解です。

 

 

真実がどうだったのかは……

 

 

 


ゴーストハント(1) (なかよしコミックス)

【番外編】チェンジリング(2008)/(​´;ω;`)ブワッ

ところで、『チェンジリング』(2008)という映画も観ました。

 

そもそも、前回の『チェンジリング』(1980)を買おうとして、間違えて買ってしまった映画なのです。

映画を選ぶ時は制作年をしっかり確認しなければいけないと、勉強になりました。

映画はリメイク作品多いからね。

みなさんも気を付けてください。

 

で、観るまでずっと『チェンジリング』(1980)のリメイク作品かと思っていたけれど、全くの別物でした。

シリーズモノだけど物語がちょっと変更されているとか、続編とか……そうじゃなくて、完全に無関係。

ピカチュウとライチュウくらいの違いかと思ったら、ピカチュウとジバニャンくらい無関係だった。

 

 

 

【そんなジバニャンのあらすじ】

 

1928年ロサンゼルス。

シングルマザーのクリスティンが仕事に行っている間に、息子のウォルターが行方不明になる。

クリスティンはすぐに警察へ連絡するが、

「どこかで遊んでいる可能性が高い。24時間経たないと警察は動けましぇーんヽ(´ー`)ノ」

と、クソ対応を受ける。

こんなんだから、この時代の警察は市民から嫌われている。

 

その後、ようやく警察も動き出してから数ヵ月。

クリスティンは警察から「息子さんを見付けましたぞ」と連絡を受ける。

この頃にはマスコミもこの事件を大きく取り上げていて、親子の感動の再会現場に集まった。

そして現れるウォルター――

 

警察「警察のお手柄で事件解決ですな」

クリスティン「……。」

警察「警察の対応良かったってマスコミに言ってね」

クリスティン「ちゃう……」

 

 

 

クリスティン「この子、息子とちゃうわ」

 

目の前に現れた子どもは全くの別人。

我が子を間違えるわけがない。

そう断言するクリスティンに警察は、

「数ヶ月も離れていたし、動揺しているんですよ。ほれ、子どもの成長って早いし。とりあえず、事件解決ってことで!」

と、クリスティンの話を信じようとしない。

 

警察に言いくるめられて、クリスティンも「もしかしたら自分がおかしいのかも」と思い、偽物を連れて帰るのだが、やっぱり偽物は偽物としか思えない。

異なる身体的特徴も多々あるし、絶対こいつは偽物だ!

 

再度警察へ向かうが、

「しばらく一人の生活を送って、息子が邪魔になったんだろう。育児放棄だ!」

と、何も信じてもらえない。

 

偽物はいつまで経っても正体を明かそうとしないし、警察は相手にしてくれないし、何より本物のウォルターが心配でたまらない。

クリスティンは、息子の学校や歯医者さんにも証言してもらうべく動き回る。

みんな「この子はウォルターじゃない」って断言してくれているし、あとは明日マスコミに話すだけ――

しかし、クリスティンの不穏な動きを嗅ぎ付けた警察は、クリスティンを病院にぶち込んでしまった。

 

クリスティンはどうなってしまうのか?

ウォルター君はどこで何をしているのか?

 

(´;ω;`)ブワッ

 

 

 

 

 

【感想】

 

何が一番怖いってこの話、実話なんですよ。

DNA鑑定が簡単にできちゃう今の時代では考えられないけれども。

この時代の日本に生まれて本当に良かった。

 

警察の対応が、

「逆らう者は病院送り、わるもんと思えば皆殺し★」

と、清々しいほどのクズっぷり。

これがフィクションだったら何も思わないのだけれど、実話というから笑えない。

どこまで脚色したのかはわからないけれど。

内村刑事部長や中園参事官なんかが可愛く思える。

録画したまま溜まっている相棒、今年度中には追いつかなきゃ(´・ω・`)

 

こういう家族愛を扱う作品は、(´;ω;`)ブワッしちゃうから苦手だ。

嫌いじゃないけど、(´;ω;`)ブワッしちゃう。

そういえば『ポルターガイスト』(1982)を観た時も(´;ω;`)ブワッしちゃったなぁ。

 

最後のあの1文で、完全にやられましたわ。

 

 

 

ああ、次に観るホラーは完全フィクションの笑えるホラーだと良いな……。

 

 

 


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チェンジリング(1980)/金の力<権力​<怨霊

こちらもエロシーンがないので、安心してご家族でご覧いただけます。

(全裸の男の子を強制スケキヨさせるシーンはありましたが)

 

 

 

【あらすじ】

 

交通事故で奥さんと娘を同時に失ってしまった作曲家が主人公。

いつまでも失意に暮れているわけにはいかないと、環境を変えて社会復帰をするのだが、新しく住み始めたおうち(豪邸)が何か変だ!

ドンドン変な音が家中響き渡るし、秘密の部屋なんかもあるし、

「もしかしたらここはホグワーツかもしれない。いや、中村青司が建てた館かもしれない!

と、館について色々調べていくと、過去にこの館で暮らしていた女の子が交通事故で亡くなっていたと知る。

「きっと、家族を交通事故で失った自分に何か伝えたいことがあるに違いない!」

「降霊会を開いて霊との交信を図る。

こういう時、お金持ちって行動も展開も早くて素敵よね。

一般peopleだったら、優秀な霊能者とコンタクトを取るのも一苦労だ。

 

 

 

霊能者は霊に語りかける。

 

霊能者「あなたはこの館でなくなった子ですか?」

 

「yes」

 

霊能者「あなたはコーラちゃん(交通事故で亡くなっちゃった女の子)ですか?」

 

 

 

「いいえ、ジョセフです」

 

えええええ!?

 

 

 

【感想 以下ネタバレ要注意】

 

 

 

 

 

【オチとか平気で書いているので、まじで要注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金の力<権力<怨霊

というお話でした。

主人公は大きなおうちに住めたり霊能者もホイホイ召喚できちゃうお金持ちだったけれど、霊――ジョセフくんが怨んでいるであろう相手はそれ以上にお金持ちの権力者。

霊と権力者との関係を公にしたら、権力者の立場が非常にまずくなる。

権力者は、

「他人に言ったらどうなるかわかるかね?」

と、ポリスを動かしたりと権力を行使する。

でも結局、権力<怨霊という結果になるので、私のような非権力者は

「(´∀`)b Good job!」

と、ジョセフくんに拍手を送りたくなるのだが、よくよく考えてみたら、あの権力者は自分とジョセフくんの関係なんか何も知らなかったんだよなあ。

ジョセフくんが

「俺の代わりに幸せに暮らしやがって。知らないことも罪なんじゃボケェェッ!」

と、荒ぶる気持ちもわかるけれど。

第三者からしたら、どっちの気持ちもわからなくもない。

真実を知ってしまった時の権力者の表情は泣きたくなる。

一番許せないのはオヤジだ。

だから主人公は、無闇に事実を公にしようとはせず、全ての証拠を権力者に渡して終わろうとしたのかなあ。

荒ぶるジョセフくんは

「もはやみんなヒドイ目に遭えばいい!死ねぇぇぇい!」

と、エキサイトしていたけれど。

幼くしてあんな殺され方(しかも理由がヒドイ)されちゃったら、世の中の全てをぶっ壊したくなるだろうなあ。

 

それにしても、主人公のおじさん、家族を失うわ幽霊に迷惑かけられるわ、本当に可哀想。

 

 

 


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鳥(1963)/鳥さんたちの本気

母に、

「『鳥』って映画観たよー」

と言ったら、3~4回くらい観たことがあるらしく、珍しく映画の話ができた。

母「知ってる!あれでしょ、ヒッチ……ヒッチハイクの!」

 

 

 

というわけで、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『鳥』(1963)を観ました。

 

動物パニックモノです。

鳥に襲われます。

 

今回はあらすじなんかなくても、これだけで大体わかるよね?

 

では、感想。

 

 

 

【以下、ネタバレ含むため、要注意】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鳥に襲われる」というのは、特定の1羽ではなく、野生の大勢の鳥たちです。

カモメとかスズメとかカラスが突然凶暴になって、集団で襲ってきます。

鳥さんたちが本気を出せば、窓ガラスも割っちゃうし薄いドアなんかもぶち壊します。

鳥さんすげえ。

だから、おうちに避難していても、安心はできないのです。

大量の鳥たちが家の周りを埋め尽くす光景は圧巻です。

あんなにたくさんの鳥、よく集めたなあ。

まだCG技術もそんなに……な時だと思うから、きっと本物を用意したんだろうな。
(遠くの方の鳥さんは偽物でもいけるか)

鳥を掴んだりしているシーンは作り物っぽかったけど。

 

この映画の最大の魅力は「結局なんで鳥たちは人間を襲うようになったのか」が謎に包まれたまま映画が終わるところだと思います。

色んな人たちが、

「病気かしら?」

「俺は神の怒りだと思うぜ」

「てめえ(主人公)がこの町に来たからじゃ!悪魔め!」

など、口々に持論を言い合うシーンがありますが、鳥たちの襲撃に遭い、それどころじゃなくなります。

原因なんかよりも、身の安全の確保が第一。

わからずじまいで気持ち悪い終わり方だけれど、専門知識のない一般市民たちの物語ですので、一番自然な結果だったのではないかと思います。

 

ところで作中に「鳥さんのことは詳しいんですのよ」ってのたまうオバハンが出てきて、

「鳥さんはねえ、人間を襲ったりしないんだから!」

って言っていたけれど。

 

いやいやいや!鳥さん普通に襲いかかってくるよ。

特にカラスさん。

うちの近所でも、爆撃被害があったみたいだし、夕方のニュースとかでも「つつく」とか「ドリルくちばし」の被害にあっている方をよく見るし、どこかの暗黒武術大会では見えない爆弾を飛ばしてくる。

「鳥さんたち、普通に襲いかかってくるよねえ。あのオバハンは平和な世界の住人なのか?」

母「でもねえ。昔の鳥は、今の鳥ほど襲っては来なかったと思う」

「まじでか!?……鳥さんたちの住むところとかなくなってきちゃったからなあ(´・ω・`)」

そうか。そんな時代の作品なら、オバハンのピースフル発言も仕方がない。

 

ナマモノパニック系な作品って、襲いかかるナマモノに反撃して惨殺するようなシーンが多いけど、この映画では、そういう暴力シーンがなかったから、動物好きさんも安心して見られると思います。

(追い払おうとして何匹か殺っちゃったシーンはあったけど)

 

あと、ホラー映画には珍しくエロシーンがなかったので、家族の団らんの場でも安心してご覧いただけます。

 

 

 


鳥のきもち~鳥と本音で通じあえる本~

死霊のはらわた2(1987)/アッシュは​まじでヒーロー

映画を観ましたよ記録4作目です。

 

 

 

はて「2」とな?

と、無印版をご存知ではない方のために、『死霊のはらわた(1981)』をザックリ説明。

 

 

 

【以下、ネタバレを含みます】

 

山奥の小屋にやって来た若者5人が、小屋に隠されし黒の教科書を見付けてしまい、悲劇が始まる。

クックックッ……邪気眼を持たぬ彼らには、黒の教科書を読むことすらできぬから、本来ならば何の問題もなかったのだがな。

黒の教科書を解読したテープレコーダーさえ再生しなければ、楽しい休暇を過ごせたはずだったのに、あわれな奴らめ。

「呪文」により、封印されし死霊が復活し仲間を次々と襲い、その身体を奪っていく。

 

「くっ!俺も邪気眼が使えればこんなことには……クソッ!」

「そうだ!邪気眼がないならチェーンソーを使えば良いじゃないか!おりゃーー!

 

そんな話だった気がする。

まあ、だいたい合っているはずだ。

 

 

 

 

 

【そして2のあらすじ】

 

2とはいっても、前作との繋がりは無い。

というか、リメイクなんだろうな。

黒の教科書」によって死霊が復活して、わーわー大騒ぎするという設定は健在。

 

彼女とドライブデート中、山奥の空き家を偶然見付けたアッシュは、今夜はそこでイチャイチャすることに。

そして見付けてしまう黒の教科書とテープレコーダー。

安定のテープレコーダー再生と死霊の復活。

 

彼女が死霊に取り付かれ、

アッシュもじわじわ取り付かれ、

右腕を完全に持っていかれたみたいなので切断し、

死霊と仲良くゲラゲラ笑っていると、新たな人間がやってきて、みんなで協力したり協力しなかったりしながら死霊と戦うよー!

 

 

 

「Groovy!ヒャッハーー!」

という、笑いが耐えないホラーコメディです。

 

 

 

 

 

【感想】

 

これまで100本近くのホラー映画を観てきたけれど、ここまで笑かしてくれた映画は初めてです。

 

登場人物全員、行動がキテレツすぎる。

①死霊に取りつかれた彼女に襲われて早々に、何の躊躇もなく斧で首を吹っ飛ばす。

その後すぐに彼女のお墓(十字架付き)をこしらえる。

 

②最初は何の躊躇もなく彼女を殺したくせに、再度襲われたときに「彼女を殺るなんて……」と、今さらマトモな人間なんですアピール演技をする。

 

③とにかくアッシュが激しすぎる。ばんばんお皿を頭でかち割る隠し芸には、笑いが込み上げてくる。

 

④そして死霊たちと大笑いのコーラス。もちろん観ているこちらも参戦となる。

 

⑤後からやってくる男の人。その彼女がいなくなっちゃって「一緒に探しに行くぞ」と、猟銃向けて脅してくる。ひとりで行けよ。

 

⑥ろくに相手を確認せずに、近付く者全てを、でかい杭(真っ黒でドクロのついた中々の厨二仕様)でぶっ刺そうとするパニック女。

 

⑦そのパニックぶりは凄まじく、人がドアの間に挟まれているのに、何度もバンバン閉じようとする。ひどい。

 

⑧そして⑥の杭で刺された男。「あの部屋にあった斧で奴らをぶっ殺してやる!だから、(刺さったままの)杭を抜いてくれ!そして俺を運んでくれ!」

いやいや、抜いたら失血死しちゃうよ!

 

⑨そして衝撃のラスト!

 

等々、言い出したらキリがないくらい激しくてツッコミどころ満載で面白い。

 

そして最大の爆笑ポイントが、主人公アッシュ――

切断した右腕にチェーンソーをくくりつけ、左手に猟銃を持ってかっこつけてくるくる回してからの、

 

 

 

「Groovy(いかすぜ)!」

 

なんというヒーローを爆誕させやがるww

アッシュがヒーローすぎて面白い。

 

そういえば唯一マトモな女がいたような気がするけれど、後から合流してくるホラー映画にありがちな「DQN臭をぷんぷんさせて現れたおねーちゃん」が、マトモって……斬新だ。

 

 

 

「とんでもない爆笑作品だ」という噂は聞いていたんですよ。

アッシュがチェーンソー装着して大暴れするヤンチャストーリーだと。

まさかここまで笑いの耐えないホラーだとは思いませんでした。

 

しばらくの間、

 

“Groovy!”

 

を乱用しそうです。

 

 

 

あと、血飛沫で電球が染められて、お部屋が赤い照明で照らされるシーンは良いなと思いました。

他のスプラッタ作品でもありそうだけど、お部屋が赤い照明で染まるというのは、あんまり無かった(気付かなかったのかも)演出だと思います。

 

 

 

最後に、念のために断っておくと、死霊のはらわたシリーズは邪気眼とは一切関係ありません。

ヤバい本が登場するだけで、上記はあくまで私のイメージです。

本当に本当に、邪気眼とも黒の教科書ともあの機関とも、一切関係はありません。

 

 

 

……おっと、誰か来たようだ。

こんな時間に誰だろう。

 

 

 

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【まだ観てないよ】ザ・チャイルド(1976)を予約しました!

ずっと気になっていた映画がある。

 

ザ・チャイルド(1976)というスペインのホラー映画。

 

邦題は全然ホラーな印象はないけれど、英題が、

Who can kill a child?¨(子どもを殺せるのは誰?)

という、倫理的に不安を煽るようなタイトル。

 

内容は、ゾンビ映画の「ゾンビ」がそのまま「子ども」に置き換えられた内容(らしい)。

子どものゾンビじゃなくて、知性のある普通の子どもが大人を次々とぶっ殺していくというパニックストーリー。

ピーターパンはっちゃけたらこんなことをするんだろうな。

 

『ゾンビスクール(2014)』の時は、襲ってくるのは、ゾンビになった子どもだったので、

「だってもうお前らゾンビじゃん。しゃーないよね。ブルルァァァァッ!

って反撃に移るメンタルは、まだ作りやすそうだったけれども、

「見た目も中身も普通の子ども。ただ違うのは、大人を容赦なくぶっ殺していくだけ」

そんな子どもたちを止められますか?殺せますか?

そんな葛藤を起こしちゃうような、優しい心を持った大人たちが主人公らしい。

 

 

 

で、この映画。

過去に日本でも出回っていたらしいのだけれども、現在は廃盤になってしまっている。

2012年のメキシコでのリメイク版はあるようだけれど、オリジナル版は、ひっじょーーうに入手困難だったのだ。

もしかしたら、友情と努力とお金さえあれば簡単に入手する術はあったのかもしれないけれど、私にそこまでの情熱はなかった。

 

そんな私の元に、とある映画通の方が連絡をくださった。

 

「7月にアメリカで特典映像盛りだくさんで販売するみたいだよ!もちろん、日本語はないけどね。1年くらいしたら日本でも販売されるだろうか?日本版を期待して待つか買ってしまうか……」

 

それが昨日のことである。

そして今日。

 

「予約購入しました。ちなみに2,000円台(送料別)」

 

ええええ!そんなに安いんですか?

5,000円くらいするかと思いました!

 

「日本からの予約が殺到しそうだから早めに予約しました」

 

……どこ経由でご購入されるのですか?

教えてくださいいいい!

 

と、輸入経路を教えていただき、家に帰って早速予約購入しちゃいました。

 

商品説明を見ると、英語字幕はあるらしい。

英語字幕があるなら、まだ何とかなるか……。

 

と、TOEICを「トエイック」と言い続けているえりんこが大口を叩いていますよ。

 

ということで、英語のお勉強がんばります。

夏にはBR届くけれど、観るのはいったいいつになるやら。

 

 


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