お化け屋敷

THE WITCH/美しさと醜さと

2018年夏のお化け屋敷巡り第6弾は、

THE WITCHです。

 

横浜大世界のアートリックミュージアムが、期間限定で美しいホラーな世界と繋がっておりました。

※現在は終了しています。

 

以前行った東京タワーのお化け屋敷にこちらのチラシがあり、一目惚れしてすぐに予約しちゃいました。

 

 

 

【いつもよりまじめなお話だにゃ】

とある曰く付きの絵画が展示されているという夜の美術館にやって来たキミ

夜の美術館にはひとつルールがあった。

絶対に喋ってはいけない。

喋ると魔女に殺されてしまう。

制作者不明のその絵に描かれた魔女に誘われるように、キミは彼女たちの世界に足を踏み入れることとなり――

 

 

 

【いつものノリの感想】

 

来館者は魔女の誘いに乗らないよう、安全のため口元を隠すマスクを受け取ります。

鼻の部分を覆わぬよう(アロマキャンドルを楽しむため)普通の黒いマスクをたたんだものです。

 

こうして「喋ってはいけない24時」が始まりました。

 

普段お化け屋敷では、

「暗いよ恐いよ(棒)」「もう進んでいいの?」「あかんあかん(笑)」

とか、ごちゃごちゃうるさいえりんこですが、館内では一切お喋りしませんでした。

前回の鈴のお化け屋敷でも、鈴を鳴らさないようにしていましたし、なんやかんやで真面目な子なんです。

 

だから、本当に最後までマスクを外しませんでした。最後まで。

入った方は何のことかわかると思いますが、あの時も外しませんでした。

私は館内のできごとは魔女の誘惑と解釈していたので。

もう心からお化け屋敷の世界観にどっぷりずぶずぶに楽しんでいました。

魔女に惑わされぬよう、真剣に命を懸けていました。

声を発して「デデーン」と黒い人たちが現れて、ケツをシバかれないよう必死でした

 

そのため、一緒に入った友人曰く、

「え!?えりんこちゃんマスク外してない。外しちゃいけない感じ?え?え!?」

と、処刑ちゃんからのビックリサービスを受けていた時も、

「今はそれどころではない」

状態だったらしいです。

ごめんよ。捻くれた友を許しておくれ。

 

 

 

美術館内に入って、初めは夜の美術館の様子を楽しみます。

アートリックミュージアムの展示物たちの夜の姿は、昼間とは違った表情を見せてくれました。

……まぁ、昼間のアートリックミュージアムに入ったことはないんだけれどさ。

初見です。

でも、もう気分はみんなのうたの「メトロポリタン美術館」ですよ。

館内は撮影OKな場所もありました。

お化け屋敷としてはかなり珍しいサービスです。

 

「THE WITCH」は「美しすぎるお化け屋敷」のうたい文句通り、美しい世界観のお化け屋敷でした。

私もそうですが、闇を愛する方々にとっては、ひとときの癒しを感じるのではないでしょうか。

 

向こうの世界の住人も、みなさん美しい方々で、

「妹が魔女に殺されたの」

と泣く彼女の姿に、まじ泣きしそうになりました。

 

そして、その美しさの中に潜む醜さが今回のお化け屋敷の「恐ろしいもの」だったのでしょう。

 

 

 

……と、世界観に浸った感想からちょっと離れて、現実に戻った感想を。

 

物語や内装・演技は本当に素晴らしく、これまでのお化け屋敷の中でもかなり作りこまれた美しい空間だったのですが、ひとつだけ残念だったことがありました。

 

複数人のグループでの入場だったため、先の仕掛けがほぼ全て後ろから見えてしまったことです。

 

好きな展示を自由に見て回れるという所は、本来の美術館らしくて良かったのですが、パンフレットに載っていた「絵画を覗くと……」のところも、スイッチを押すとどうなるのかも、前のグループの様子がばっちり見えていたため、「何が起こるんだろう?」というワクワク感や、「この先どんな恐ろしい目に遭うのだろう?」というドキドキ感は生まれませんでした。

 

前のグループとの間隔をもう少しあけたり、仕掛けのある場所は後ろから見えないようになっていれば良かったなぁと思いました。

……外に出るまでは。

 

「楽しかったねぇ」と、外に出てから驚愕しました。

待ちの列が建物の外にまで伸びていました。

……これじゃあ、どんどん人を入れていかないと、たくさんの人に楽しんでもらえないよなぁ。仕方がないか。

 

ですので、「お化け屋敷は苦手だけれどオカルトな雰囲気は好き」という人には自信を持っておすすめできます。

 

 

 

「THE WITCH」を出てすぐのカフェに、コラボメニューがあったのでいただきました。

底に目玉が入っています。

 

 

 

 


怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

東京お化け屋敷巡り③ナンジャタウン【ひき​子さん・ザ・ライド】

長らく停滞させ続けたお化け屋敷巡り記録も今回でラストとなります。

 

 

 

【わーにんぐ】下記内容一部に暴力的・残酷表現がございます【閲覧注意】

苦手な方はスクロールをお控えください

表題の内容なんて、全体の1割くらいしか書いていないです。

 

 

 

 

 

 

 

初めてナンジャタウンに行ってきました!

 

軽食スペースがたくさんあったので、今度時間があるときにゆっくり食べまくりに行きたいです。

……というのも、ナンジャタウンに着いた時刻は夕方過ぎ。

お化け屋敷コラボのスイーツたちはほぼほぼ完売状態だったのです。

あーあ、墓石のケーキとか一つ目小僧のケーキとかお化けのソフトクリームとか食べたかったなぁ。

 

そんなこんなで、乗れたアトラクションもひき子さんだけでした。

ホラー系のアトラクションは、他にも2つありましたが、ひき子さんに乗る前には1時間以上の待ち状態。

ひき子さんが終わった時には、当日分の案内は終了状態。

ひき子さんも50分くらい並びました。

 

これはお化け屋敷開始(ホラー系アトラクションの開始時間は夕方から)と同時に乗り込まないといけませんね。

残念だけど、今年はあきらめます。

期間内に唯一遊べる日も、別のお化け屋敷に行っちゃうし。

 

お化け屋敷コンプはできなかったけれど、自由に入れるホラー区域の雰囲気はとても良くて、そこを徘徊しているだけでも楽しめました。

 

 

ゾンビっぽい人がいたり、ホラー系のギミックが仕掛けられていたり。

ディズニーのトゥーンタウンみたいな感じです。

 

こういう、ほどよく暗いところは大好きなので、もっと日本中にこういうところができれば良いのになぁ。

 

 

 

で、今回の主役、ひき子さん

 

そもそも、ひき子さんの話をよく知らなかった。

名前からして引っ張ってくる女性と思われる。

 

……あれか。ネオン街的な所で、

「おにーさん、1杯どーお?(σ≧▽≦)σ」

って客引きを頑張るおねーさんのことか。

 

――ついて行ったらぼったくりバーだった。

 

こえー。

って、これじゃあ、ただの恐い話だ。

全然ホラーな目に遭っていない。

 

ホラー要素を加えるなら、

 

 

 

――ついて行ったら人気の無い路地裏的な狭い場所。

「どこにお店があるの?可愛い子いっぱい居るって言ってたじゃん」

そう尋ねると、女はクスクス笑いだす。

「そこにたくさんいるじゃない」

すると周囲の壁からたくさんの腕が伸びてきて、男の腕、脚、脇腹、頭……身体の至るところを掴んで引っ張った。

色んな方向から引っ張られちゃったから、男の身体は引っ張られた部位に細かくちぎれちゃいましたとさ。

ぎゃーーっ!

 

 

 

とか、もしくは、

 

 

 

――ついて行かなかったら、めっちゃ追いかけてきて、めっちゃ引きずり回された。

ぎゃーーっ!

 

 

 

とかとか。

でも、これだと成人男性だけが恐いよね。

○○子さん的な都市伝説って、子どもが恐くなる話じゃないと盛り上がらないよね。

 

 

 

 

 

――遊びましょう。

と、声をかけられて、

「いいよ。何して遊ぶ?」

「引きずり回す」

→めっちゃ引きずり回される。

 

――遊びましょう。

「嫌だよ。こないだ身体中擦りむいて、お風呂入るの痛かったんだぞ」

「遊んでよオオォォッ!」

→めっちゃ追いかけられる。そして引きずり回された。

 

――遊びましょう。

「お前まじでふざけんなよ。見てみろよ。後頭部禿げちまっただろうが」

「遊んでよオオォォッ!」

「昨日までの俺と一緒にすんなよ!今日はお前から逃げるために自転車乗ってきたんだ!立ちこぎナメんな――」

「それ貸してエエェェッ」

「何でこのスピードについて来れんだ――ギャアアァァッ」

→追い付かれた。自転車も奪われた。「西部劇ごっこ」とか言って両足くくられて、引きずり回された。チャリンコで。

 

――今日は何して遊ぶ?

「……尾崎豊でもあんなことしねぇよ」

「わかった。今日はバイクがいいのね?」

→入院した。

 

――こないだはごめんなさい。やり過ぎたわ。しばらく会えなくて寂しかったから、次は加減を気を付けるね。

「……お前、名前なんていうの?」

「え?」

「そういえば聞いてなかったよね。入院中、気になって仕方なかったから教えろよ」

「……ひき子」

「え?ヒキガエル?」

→ビンタされた。今日は引きずり回されなかった。

 

――もうアンタとは遊ばない……殺してやる。

「だーかーらー!ごめんって。仲直りしようと思って、今日はプレゼントを用意しましたー!」

「……車輪がついた木のおもちゃ?」

「お前引っ張るの好きだろ?ほら、そこに紐が付いてるよ。俺が昔使っていたんだけどさ、かーさんが断捨理するって――」

「幼児用じゃない……これ……」

→久しぶりに引きずり回された。殺されはしなかった。

 

「お前、犬とか飼ったらどうなの?絶対良いパートナーになれるよ」

――ごりごり……

「……何してんの?それ、コーヒー豆潰すやつ?」

――ごりごり……

「召し上がれ」

→珈琲挽き子さん

 

「うわ!駅前でギター持って何してんの?」

「♪あなたと進んだ道~振り替えれば~一筋の思い出~~私の足跡は~あなたが消した~~」

→ギター弾き子さん

→俺、どん引き子さん

 

 

 

――もう会えないって、どうして?

「俺、遠くに行くことになったんだ」

「どこ?……なんなら、私が目的地まで引きずって行こうか?」

「最後の最後までお前は……でも、それも無理だよ」

「無理じゃないもん!どんなに遠い所でも、私頑張って引きずるから!」

 

「できないよ」

 

彼が静かに口にした否定の言葉。

しかし彼の口元は緩やかな弧を描いている。

うつむいている彼の表情をはっきりと読み取ることはできないが、これは嘲笑ではなく、きっと微笑んでいるのだろう。

 

「だって――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――俺、死んでいるから。

 

 

 

――

 

長いこと封印していた自身の忌まわしい体験を思い出し、瞬時に悪寒が私の表面を走り抜け、続けて憤怒が私の中でもぞりと首をもたげて這い出してこようとした。

しかし、そんなことは今は関係ない。

邪魔でしかない負の感情を抑えようと、生前のように深く呼吸をして心を鎮めようとした。

 

「死んでいるって、馬鹿なこと言わないでよ。そんなわけないじゃない。だって死んでる奴を引きずり回せないでしょ」

「いやいや!死んでるくせに、生きている奴を引きずり回している奴に言われたくないよ」

 

それは一理ある。

しかし、私は生者を引きずり回すことはこれまでに何度もあったが、死者を引きずり回したことはなかった。

それ以前に、自分以外の死者に出会ったことすらなかった。

 

「なんでよ。いつから死んでたのよ」

「そりゃあ、お前がバイクを乗りまわした後だよ」

 

入院先の病院でご臨終だよ。と、彼は自身の死を――それも、自分を殺した相手を前にして、あっさりと言ってのけた。

 

 

 

私が殺した――

私が殺してしまった――

 

 

 

他人の死を今日ほど反芻したことがあっただろうか。

自分が消えても、それでも何事もなく進んでいく世界が憎らしかった。

そんな世界で「未来」に向かって生きている者たちが妬ましかった。

そんな奴らなんか、みんな消えてなくなってしまえばいいと思っていた。

だから、何人手にかけようと「ざまあみろ」と鼻で笑っていた。

まだまだ足りないとさえ思っていた。

 

それなのに、どうして私は今、一人の人間の死に対して涙を流しているのだろう。

 

「……ごめんなさい」

「謝るんなら初めからあんなことすんじゃねーよ。……でも、俺もごめん。まさか……泣かせるつもりはなかったんだ」

 

だからさ、と彼は続けて、

 

「もう、さよならなんだ。……お前もいい加減こんなことは止めて早い内にこっちにこいよな。こっちっていっても、どこに行くのかはわからないけど。……でもきっと、今の状況よりはいいと思うよ。……バイバイ」

 

微笑んだ彼の表情が悲しそうに見えるのは何故?

私が悲しいからそう見えるの?

 

くるりと背を向け、遠ざかっていく彼を、私は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追いかけ、驚愕の表情を浮かべる彼の右足首をつかみあげ、引きずり回した。

いつものように。

 

彼の絶叫の合間に聞こえてくる、アスファルトを擦る肉や血の音。

時折、砂利やゴミを巻き込んだのか小刻みな振動がつかんだ脚から伝わってきて、単調な作業に生じる新鮮さに心地よさを感じる。

私から逃れようと始めこそ暴れていた彼も、抵抗をだんだん弱めていった。

その頃には叫び声も、呻き声と苦しげな息づかいに変わっていた。

 

気が済むまで引きずり回し、私はつかんでいた脚を放した。

ぼとりとコンクリートに落下する脚を見て、あんな重い物をよくもまあ運び続けたものだと、自分の働きに感心する。

彼の重さと、しばらく伝わってきた振動で、腕に鈍い痺れと疲労を感じた。

これでも私、女の子だし。

 

私は肩をほぐしながら、ひゅうひゅうと喉を鳴らして呼吸する彼に声をかけた。

 

「今日も遊んでくれてありがとう。『死んでいる』なんて面白い冗談、よく思い付いたね。ビックリした」

「……あのまま信じてくれればよかったのに。……これでまじで最後にしろよ」

「はいはい。また明日ね」

 

 

 

あれから何ヵ月経ったのだろう。

あの日を境に、彼と会うことはなくなった。

私から逃れるための冗談かと思っていたが、あの時彼は本当に死んでいて、私がたどり着けないどこかへ旅立ってしまったのだろうか。

やっぱり生きていて、遠くの地へ行ってしまったのだろうか。

それとも、あの日が原因で今度こそ本当に死んでしまったのだろうか。

 

「そういえば、名前……聞いていなかったな」

 

それにしても、頑丈な子だった。

私の引きずり回しに耐えられる人間なんていなかったのに。

もしかして初めて会った時から死人だったのかな。

もしかして、妖怪だったとか?宇宙人だったとか?

そんなオカルトな考えが浮かび、ふふと笑いが漏れた。

……何でもいいや。また彼みたいな頑丈な子、どこかにいないかな?

私は、とっくに事切れてしまった、ただ重いだけのソレを放り捨てて、新たな獲物を求めて――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なげえよ!

 

そんな妄想は自分だけにとどめておけよ!

人様を巻き込むんじゃないよ!

 

……自分でも思ったさ。

「どん引き子さん」のくだりで終わらせておけばよかったなあと。

無駄な一人称なんか始めるんじゃないよと。

おかげで、キレイなオチが浮かばなくて「俺たちの冒険はこれからだぜ!」みたいな中途半端な気持ち悪いことになってしまったよ。

私のばーか、ばーか!

 

変なスイッチが入ってしまったね。

ごめんなさい。

 

やっぱり、時期が悪かったんだと思う。

社会人になって、夏休みなんてものが空想上の存在にまで成り下がった今日でも、8月の最終週は心が不安定になるんですね。

 

学生諸君は、今年の夏休みは2日間余計に長くて良かったね!

(*^ω^)ノオメデトーー.:*:・’°☆

 

 

 

で、本題に戻る。

 

ナンジャタウンのひき子さんの話ね。

 

こちらの物語を書こうと思ったけれど、公式HPに詳細がほとんど書かれていないから、ネタバレになってしまうといけないので、ひき子さん・ザ・ライドの物語は割愛します。

なんか、ひき子さんがなんであんなことになっているのかがわかるよってお話でした。

ひき子さんビギニング的な。

 

あと、元々別のアトラクションだった場所を無理くりひき子さん仕様にしているため、元のアトラクションのプリチィな虫さんが所々にいらっしゃいます。

 

元々は巨大な蚊をやっつけまくるアトラクションだったみたいで、乗り物の横に光線銃のような武器が装備されている。

 

「銃には絶対にお手を触れないでください」

 

と、係りの人は言っていたけれど、本当にひき子さんが出てきて、手の届く場所に武器があったら……そりゃあ……ねぇ?

 

 

 

さて、恒例の「極力ネタバレを控えた『あくまで個人の感想です』な当人にしかわからないであろう意味不明なお化け屋敷レポート」のはじまりでございます。

 

 

 

ナレーション「何故ひき子さんはあのような――」

ほうほう……へ?……は?キレイになるために○○しちゃうなんて、阿呆ちゃう!?

ナレーション(たぶんひき子さん)「だから、あなたみたいなキレイな人を見ると……」

はんっ!……まじで鼻で笑ってしまいました。

ピカピカぎょえーどーん「ヘイ、タクシーー!」

 

 

 

ごめんなさい。今回もほとんどうろ覚えでした。

これにて8月11日のお化け屋敷巡りレポートは終了です。

 

ね?だから「表題内容なんてほとんど書いていない」って言ったでしょ。

 

次回のお化け屋敷「THE WITCH」では、しっかりと記憶に焼き付けてきます。ごめんなさい。

 

あ、そうそう。

ナンジャタウン内に「口裂け女に会える」特設スポットもありました。

ここは是非是非おすすめです。

 

口裂け女さん、めっちゃ可愛いです!

お顔はお化けな感じだけれど、立ち方とか、マスクを外すところとか、こちらのポーズに合わせてくれたりする細かな動作とかがいちいち可愛い!

立ち居振舞いって大切だなと思いました。

 

 

 


ひきこさん VS 口裂け女 [DVD]

東京お化け屋敷巡り②東京タワー【東京タワ​ーの赤い鎖 怨念の地下屋敷】

東京寄りの千葉県にずっと住んでいるのに、東京タワーに行ったことがありませんでした。

東京タワーよりも先にスカイツリーに登ってしまいました。

そんな私が初めて東京タワーへ行ってきました。

 

 

……登りませんでした。

正確には、東京タワー地下のお化け屋敷のみです。

 

ということで、お化け屋敷巡りパート2です。

 

 

 

【ストーリー】

 

昔々、あるところに古いお屋敷がありました。

屋敷には牢屋があり、一人の侍が鎖で繋がれていました。

侍は人切りでした。

その数332人

おしい!あと一人でゾロ目じゃん!

人切り無双333(スリースリー)じゃん!←銀河鉄道スリーナイン的なことが言いたかったらしい

「お前こそ、真の人切り無双よ!」って褒められるまでには、あと668人足りないけれど。

 

で、侍は許しを請いましたが、ダメでした。

 

そりゃそうよ。

人を切っておいて、許されるとか思っているその神経がホラーだわ。

 

侍はひと夏の拷問を受けた後、亡くなりましたとさ。ちーーん。

 

その後、屋敷から夜な夜なホラーな音が聞こえてくるようになりました。

 

――鎖を引きちぎろうとする鈍い音。

――助けを求めるうめき声。

 

侍の復讐を恐れた人々は、屋敷をぶっ壊しました。

めでたしめでたし。

 

そして時は流れ、2018年夏――

 

屋敷の跡地には東京タワーがそびえ、今年で60年目の夏を迎えました。

60周年、めでたいね!

人間だったら還暦だ!赤いちゃんちゃんこだ!

 

ところで、東京タワーの高さは333メートル。

……あの侍にとってはトラウマな数字かもしれません。

そういえば、黒ウィズにも「昔は3がNGだった」タモンさんという人がいましたね。

※「3」が嫌いで、「333ロッド」と名が付く建造物をぶっ壊しに来ました。

 

そんな東京タワーの地下から、最近妙な音が聞こえてくるそうです。

 

「あとひとり――」

 

って、侍テメェ全然反省してねぇな!!

許しを請いましたが――っていうのは、やっぱり上っ面だけだったんだな!

キリのいい数字を達成できなかったのが心残りになっているじゃねーか。

 

……そうか、そんなに「333」にしたいか。

ならば私が達成させてやろう。

 

テメェをぶっ飛ばして333人目にカウントしてやる!!

覚悟しろ!!

 

 

 

……ということで、東京タワー地下にあるお化け屋敷に行ってきました。

 

このお化け屋敷ではミッション系はありません。

しかも、昨今のお化け屋敷には珍しく、リタイア制度が導入されていました。

 

「もう限界って時には、大きな声で『リタイアー』と叫んでください」

 

脱出口ではなく、自己申告システムです。

私がいる間に「リタイア」と叫んだ方はいらっしゃいませんでした。

 

代わりに小さい子が、泣き叫びながら出口から飛び出してきました。

みんなで小さな勇者をほほえましく眺めていたのですが、飛び出た勢いで、そのまま隣接している入口に向かって行ったので、あんなに怖がっているのに、また入るの!?と、ひと笑いさせてくれました。

 

 

 

で、恒例の「極力ネタバレを控えた『あくまで個人の感想です』な当人にしかわからないであろう意味不明なお化け屋敷レポート」のはじまりでございます。

 

 

 

 

 

どんどんばんばん……

 

 

 

 

 

……あ、しまった!

2週間近く経っているから、記憶があいまいまいんになっちゃった。。。

……前回のよみうりランドの記憶も実はそんな感じで、かなり適当になっています。

今後は要所要所で突っ込みを入れながら記憶に焼き付けないと!

 

ひとつ、覚えているエピソードは、前述のお子様が泣き叫んで飛び出してきた付近。

出口付近で叫んでいる人たちが多かったから、絶対何かあると思っていたのよ。

まぁ、お化け屋敷の中にいるときには、どこが出口付近なのかわからないから、すっかり忘れていたのだけれど。

 

それを思い出したのは、後ろを歩く友人が慌て出してから。

 

友「やばい!きてるきてる!

 

確かそんなことを言っていた気がする。

「えー?何が来とるん?」

前を歩いていたから後ろの気配はよくわからなかったのです。

そんなこんなで友人に押し出されて終了。

「……何が来とったん?」

友「侍……」

 

 

 

……あーー!!

侍、ぶっ飛ばすの忘れてた!!

 

 

 

※「ぶっ飛ばす」なんて、もちろん口先だけですぞ。

清く正しいお化け屋敷巡業者は、そんなハシタナイ行為はしないのです!

暴力、ダメ、ゼッタイ!!

 

東京お化け屋敷巡り③に続く

 

 

 


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東京お化け屋敷巡り①よみうりランド【ひゅ​ーどろ/迷音鈴】

血バサミ女の観覧車へ一緒に行った友人と、その翌日に都内のお化け屋敷巡りをしてきました。

 

今回訪れたのは……

①よみうりランド【ひゅーどろ/迷音鈴】

★休憩★SIREN展

②東京タワー【東京タワーの赤い鎖 怨念の地下屋敷】

③ナンジャタウン【ひき子さん・ザ・ライド】

※他にも2種お化け屋敷があったけれど、混み過ぎていて乗れなかった。。。

 

もうね、色々と笑えてくる……

移動距離は長いし、

プールにも行かずに、お化け屋敷だけのためによみうりランドに行くとか阿呆過ぎだし、
そういえばこれまで東京タワーに登ったことがなくて、今回初めての東京タワーが展望台にも行かずに地下のお化け屋敷だけとか、

色々と残念だ。

 

でも、プールに行ったり展望台に登ったりしていたら、期間限定のお化け屋敷に行く機会を逃してしまう!

「お化け屋敷がメイン」の旅なので、1日にたくさん巡れて、これはこれで有意義でしたぞ。

 

 

 

【よみうりらんど にゅーどろ/迷音鈴】

 

初めてよみうりランドへ行ってきました。

京王よみうりランド駅からよみうりランドまでは結構距離が離れています。

地図を見たときに「サマーランドみたいにタクシー使うか……」としょんぼりしていたのですが、調べてみたらバスもあるし、ゴンドラもあったので、楽に行くことができました。

 

ゴンドラってすごくない?

駅からの移動中も遊園地の雰囲気を味わえて、最高でした。

 

ちなみに、ゴンドラ内の暑さも最高でした。

(無料でうちわがもらえます)

 

帰りのゴンドラから撮影。

 

 

 

◆ストーリー◆

※正しい物語は公式サイトをご覧ください。

※下記の内容はほぼ妄想です。

 

 

 

昔々、あるところに山賊がいたそうな。

山賊がたまり場として使っている山奥の宿には、鈴子(りんこ)という美しい娘がひとりで切り盛りしていた。すげぇ。

当時は「反社会勢力とのなんちゃらかんちゃら」なコンプライアンスなどがたぶんなかったので、鈴子を責めないでほしい。

 

山賊メンバーの清二(せいじ)――せいじ、青司……ああ、あの館の……とは違う――は静かな男で、どんちゃん騒ぎをする山賊たちの中でもちょっと浮いた存在。

でも、山賊仲間からはしっかりと認められている存在。

……あれだ。マンガとかでよくある「仲間だけどあんまり馴れ合わないクールキャラ」だったのだろう。

浦飯チームの飛影とか、湘北バスケ部の流川君とか、ボンゴレファミリーの雲雀さんとか、きっとそんなヤツ。

 

で、そんな鈴子ちゃんと清二君は惹かれ合って、清二君は決意する。

 

「俺、堅気になって鈴子ちゃんと一緒になる!」

 

清二君は「めおと鈴」という女子が好みそうな恋愛アイテムを用意して、最後の仕事(犯罪)に出かけた。

しかし、家主の寝室に忍び込んだ時、清二君はうっかりめおと鈴を落としてしまう。

 

鳴り響く鈴の音。

目覚める家主。

召喚される家来たち。(金持ちの家だった)

逃げる山賊たち……

 

山賊A「てめコラ清二!仕事中は音の鳴るもん持ち歩くんじゃねぇ!スマホもサイレントじゃなくて電源ごと切れって常日頃から言ってんだろうが!ああん!?」

山賊B「つーかその鈴なんなんすかー?俺のかーちゃんが財布に付けてたやつに激似なんすけどーww」

山賊C「あ!俺のママ……お袋も付けてた!懐かしいなぁ」

山賊B「ちょww鈴、流行りすぎじゃないすかwwどこかのお土産っすか?」

山賊C「いや、確か『めおと鈴』とかいう恋愛アイテムらしい」

山賊B「何でそんなもん、清二さんが持ってんすか?」

山賊A「てめぇ……鈴子か?……わかってんのか?俺たちは賊なんだぞ?コンプライアンス違反者なんだぞ?」

山賊B「そーいえば、こないだTwitterで『めおと鈴ゲッチュ(●´Д`人´Д`●)これでR子タンにプロポーズ大作戦するンゴ(-ω☆)賊抜けして温かい家庭を作るンゴ(ノ゚д゚)ノウオォォォォッ』ってツイートが大炎上してヤホーニュースに乗ってましたけど、あれって清二さんすか?」

山賊A「んだとテメェ!うちはSNS禁止っつったろ!仕事の情報漏らされたらたまんねえからって――」

山賊C「抜けんの?清二君。……君はうちのグループを抜ける気なの?」

山賊D「裏切り者!抜けるだけならまだしも、そんなくだらねぇ鈴でここ一番の大仕事を台無しにしやがって!」

山賊∞「そうだそうだ!」

山賊E「今回の金持ち屋敷はこれまでにない大儲けのチャンスだったんだぞ!どうしてくれる!これで何も気にせずガチャ回しまくれるはずだったのに!死ね!」

山賊∞「死ね!」

 

そんなこんなでフルボッコにされる清二君。

そこに現れる鈴子ちゃん。

清二君は瀕死のHPバー真っ赤のピコーンピコーン状態で鈴を取り出し、

「いっしょに……なろう……」

――ご臨終。

 

で、山賊たちは怒り泣き叫ぶ鈴子ちゃんを木に縛り付けて放置。

鈴子ちゃんはそのままミイラになりましたとさ。

 

山賊たちはその後も宿をアジトとして使い続けた。

おもしろがって清二の鈴を鳴らす者もいた。

……しかし、鈴を鳴らす度に仲間がひとり、またひとりとミイラになって死んでしまった。

すげぇ、死んでミイラになったんじゃなくて、ミイラになって死んじゃったんだ

ミイラって作るのに時間かかるよね。時短でミイラ製造とか、金狼かよ!

(銀狼怪奇ファイルまた見たいよぉ。BR化してくれよぉ!)

 

山賊「これは鈴子の呪いだ!」

銀狼「呪いなんかねーよ。これは金r――」

山賊「鈴子の呪いだ!逃げろーー!!」

 

そしてこの宿からは誰もいなくなった――

 

……と、謎の執筆スイッチが入ってしまい、申し訳ない。

本当は1日分をひとつの記事に詰め込もうと思ったんだけどなぁ。

 

で、我々挑戦者は、お化け屋敷受付でスタッフさんから鈴を受け取ることとなる。

スタッフさん「鈴子に、このめおと鈴を届けてあげてください。ただし、この鈴を鳴らした者はミイラになってしまうといわれています。……くれぐれも鈴は鳴らさないように……」

そんな危険アイテムを入手し、ぶんぶん振り回すえりんこ馬鹿。

半年早いけれど、気分はクリスマスだ。ジングルベルだ。

 

スタッフさん「中には階段もありますので、気を付けて進んでください」

 

階段……だと?

その2文字を聞いてどよめく参加者一同。

 

階段があるお化け屋敷なんて戦慄迷宮くらいかと思っていたよ。

見た目は建物小さかったのに、中は広いのか……。

 

で、恒例の「極力ネタバレを控えた『あくまで個人の感想です』な当人にしかわからないであろう意味不明なお化け屋敷レポート」は……

 

 

 

 

 

おお、ミイラだ。どんどん!ばんばん!ドアが二つ、どっちだ?え、こっちじゃないぽい。なんか厠ぽいしなんかおるし。……じゃあこっちか?……本当に階段あったよ!すげぇー!!どんどんばんばん!……ここに鈴を置くのか。ほれ。「ありがとう」

 

 

 

 

 

最後にお礼を言ってもらえるので、ただ歩いていただけなのに良い気分でお化け屋敷を出られました。

「ありがとう」とかのお礼の言葉って大事だなと思いました。

 

 

 

これを書いてから気が付いた。

 

鈴をもらってからジングルベルベルして遊んでいたけれど、

りん――と鈴を鳴らしてから「おんぎょうしたてまつる」

って言って遊べば良かったよ。

又市さんごっこをすれば良かったよ。

最後のところなんてベストスポットじゃん。

くそう。

 

東京お化け屋敷巡り②に続く。

 

 

 


巷説百物語 (角川文庫)

血バサミ女の観覧車

お化け屋敷ってさ、常に監視カメラで見守られていて、安全が確保された状態だから、まだ恐くないんだよね。

 

「幽霊よりも人間の方が恐い」

って、よく言うじゃないですか。

 

それを言っている人が、はたして比較対象の幽霊から恐いことをされた経験があるのかどうかは微妙なところだけれど、まぁ、どちらの恐さレベルが高いかは置いておいて、確率論だで考えると人間の方が恐いってなるよね。

 

私も今のところ、人間から恐い目に遭わされることの方が多かったから、人間の方が恐い。

 

 

 

JK時代に、とある山奥の廃墟に行った時も、

「お化けが出たらどうしよう。きゃー」

っていうよりも、

「変な人間が住み着いていたらどうしよう!やべぇ奴が潜んでいたらどうしよう!」

と、左手に懐中電灯、右手に石を詰めた袋(いざとなったら振り回して打撃攻撃、いざとなったら中身の石を投げつけて遠距離攻撃)を装備していたくらいには、人間が恐い。

 

 

 

でも、恐怖の対象を並べられた時、一番恐いのはやっぱり――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【血バサミ女の観覧車/ストーリー】

 

「観覧車の中で手を繋いだ二人は、永遠に結ばれる」

 

んなわけあるかい!

とツッコミをいれたくなるようなジンクスを信じてしまった、とある女性がいたそうな。

 

……念のために言っておくけれど、私ではない。はんっ!

……でも、そういうロマンチックなことを鼻で笑うなんて、やさぐれちゃっているよね。
そう考えると、そんなジンクスを信じているこの女性は、女子力が高いというか乙女というか、少女マンガのヒロインみたいだ。

私に足りないのはそういう乙女心だ。

見習わなければなりませんわ!

 

で、そんな少女マンガのヒロインには、好きな人がいたのでございましてよ。

うーわー!まじで少女マンガ的展開じゃん!wktkおほほほ

 

でも、その思いはヒロインちゃんの一方通行。

ヒロインちゃんはどうしたかというと――

 

ハサミで男を脅して、男を無理矢理観覧車に連れ込み、

♀「手、繋いで★(///ω///)♪キュルンッ」

♂「無理無理無理無理!MURIーー!」

♀「んもう!仕方ないわね!こうしちゃうんだから!プンスカ」

ハサミで男の首チョキーン★

♂「ぎゃああぁぁっ助けでェェェッ」

男が伸ばした手をとるヒロイン

♀「これで私たちは永遠に一緒だよ★」

ヒロイン自殺――

 

 

 

いやぁ、マンガのヒロインとかって、行動力あるよねー。見習わないとねー。

 

 

 

……やっぱり私には乙女心ワカランから、言わせてもらうと……

 

ハサミだけでよく成功できたな。

ハサミだけの脅しによく屈したな。

 

拳銃とか爆弾だったら従うしかないだろうけど、ハサミごとき振りきれるでしょうに。

観覧車に乗る直前に係りの人に助けを求めることもできたでしょうに。

男の方、弱すぎ。

……ああ、そうか。

ハサミはハサミでも、鋼金暗器三之型だったんだね。なら仕方がない。

でも、あの魔道具はすでにこの世には無いはずだが……。

 

 

 

で、このお話には続きがある。

この事件以来、観覧車に乗る人は「お邪魔虫めっ★」と、呪い殺されるという――

 

まじでか!

そんな血バサミ女の観覧車に、乗って参りました。

お化け屋敷巡り第2弾です。

あのお台場の観覧車が夜間限定でホラー仕様に変わっていました。

観覧車のお化け屋敷なんて斬新だね!

 

逃げ場の無い狭い空間。

映像とヘッドフォンから聞こえてくる音声の恐怖。

だから今回は脅かし役の人お化けさんは出てきません。

私は今回のお化け屋敷、行く前から今まで以上に恐怖を感じていました。

 

脅かし役のお化けさんも出てこないし、映像と音声だけじゃん。

恐がることなんてなくない?

……恐いですとも。

だって、あの空間で逃げ場がないんだよ?

 

お化けよりも、

 

 

 

人間よりも、

 

 

 

私は――

 

 

 

 

 

地震が恐い!

 

 

 

もし、あの閉鎖空間で地震なんかに見舞われたらと考えると……ただただ恐怖でしかない!

お化け屋敷関係なく、観覧車が恐い!

いや、観覧車自体は恐くない。

あの震災前には普通に乗っていた。

真夏のサマーランドの観覧車を、汗ダラダラで死にかけながらも乗っていた。

観覧車が恐いのではない。

地震が恐いのだ!

 

一番恐いのは、お化けでも人間でもない。

自然が一番恐ろしいのだ。

 

 

 

今回の挑戦を前にして、改めて考えさせられました。

 

そんなメンタルだったので、来るか来ないかわからない自然災害を恐れてガクブルしていました。

 

でも、乗ってみたらそんなことなんか全然気にならず、忘れちゃうほど楽しかった。

 

まず、内装が世界観溢れていて良かった。

うん。病んでる病んでる。

 

あと、ヘッドフォンから聞こえてくる怨霊の音量がデカめなのも良かった。

骨伝導で座席が振動しているのか、元々座席が振動しているのかわからないけれど、とにかく尻がざわざわしたよ。

 

で、今回の感想は……

 

 

 

うわーお!気持ち悪い観覧車だなぁ!おおー!窓に!窓に!!すげぇぇ!……男弱すぎwwなんかお尻と耳が(振動で)くすぐったい。チョキーン★って、マギー審司みたい!……え?……どゆこと?まじで?ええええっ!ウソ!?やだやだ!無理でしょ!?……あー、もう無理。あきらめた。……え!?友よ、まじでか!すげぇぇッ!!友よありがとう!おかげで助かった!本当にありがとおおォォッ!!

 

 

 

友のおかげで良い気持ちで観覧車を降りることができました。

本当にありがとう。

 

今回ばかりは絶対にネタバレしたくないし、何より私と同じ苦しみを是非とも味わってほしいので、よくわからないまま終わりにします。

 

 

この観覧車は、窓に映る映像だとかに目がいきがちで、夜景だとか色々と見るべきところを見逃してしまいました。

観覧車に乗ったら、色んなところを見た方が良いなぁと思いました

 

 

 


黒い遊園地 (光文社文庫)

超怨霊座敷

行ってきましたー!

7月にww

 

8月は何やかんやで忙しくて中々ブログ更新なんかやっている暇がない。

時空のズレは1ヶ月以内には抑えておきたいなぁ。

 

 

 

5月に行った怨霊座敷がレベルアップした!

 

おお、看板も暗くなっている。

 

前回と同じ子と参戦!

 

怨霊座敷の時と、お部屋の様子とミッションが変更になっていました。

前回は、

「夜雨子のお顔にお薬パフパフしてきてね★」

だったのが、

今回は、

「夜雨子の足に紐をくくりつけてきてね★

お医者さんごっこから縛りプレイに変更ですか。

ふん、悪くない。

 

「清めの縄」という、魔法のアイテムらしい。

 

 

 

気になる今回のご様子は……

 

 

 

 

 

前回より暗くね?ヤバくね?何かたくさんいるんですけどー!すげぇ!引きずってる!よよよよ夜雨子さん、そんな格好、はしたのうございます!……あれ?究極進化は?

 

 

 

夜のハードバージョンに行ったんだけど、あんまり……だった。

 

怨霊座敷自体は楽しかったんだけど、前のグループの野郎共が騒いでいて、そっちに気をとられてしまったよ。

しかも進むのが遅くて、追い付いちゃったし。

 

ほれ、お化け屋敷って立ち止まると怒られちゃうじゃん。

現に一緒に行った友人も、ちょっと後ずさりして立ち止まっただけで「止まらないでください」ってアナウンスされたことがあるらしいし。

 

だから、ゆっくりペースで歩みは止めなかったのよ。

その結果がこれだよ。

 

お部屋に入って、

野郎「うへへへww……あっ!……ほら、後ろの人来ちゃってるってww」

「さーせんww」

とか、謎の交流いらねぇし!

 

私も私で何が「さーせんww」だ。ばかちんが。

どうせなら髪を振り乱して「ヴォェァァアアッ」とか、追いかけ回せば良かった

うん、次からそうしよう。

効果的な脅かし方を勉強してこよう。

 

だから、お化け屋敷でうるさくしている豚野郎ども!

あんまりワイワイ楽しそうにしていると、後ろから何かが追いかけてくるかもしれないぞ!

お化け屋敷のマナーは守ろうな!

 

……などと、数年前に海外のお化け屋敷でズクダンズンブングンゲームをしていた(唱えていた)えりんこさんが、何かほざいていますよ、と。

※詳しくはこちら

 

 

 

で、超怨霊座敷の感想続き。

 

前回、究極進化イベントがあったから(個人の歪んだ感想です)、今回はさらにレジェンド化とか転生進化とか、とにかくレベルアップしているもんだと思っていたら、全然進化していなかった。

前回とは見た目が変わっていたけれど、全然強そうじゃなくなっていた。

 

あれだ。

フリーザ様の第4形態と出会った感じだ。

彼女の戦闘力が1億2,000万あったかどうかといわれると、ないと思うけれど。

 

 

 

ところで、2回入っても未だに謎なんだけれど、

一番最初に通されたお部屋で行われるあのイベントって、結局何だったんでしょうか?

道中のどこかで私たちのアレが使われたのでしょうか?

うーーむ。

 

 

 

それと、こちらのお化け屋敷は1人で行くか、複数人で行くのであれば後ろを歩いた方がより恐さを楽しめますよ。

 

たぶん、脅かすタイミングがグループの真ん中あたりなんだと思う。

 

私はいつも先頭を歩いているのだけど、後ろを歩いていた友人の驚く声で振り返って「あ、何か出てきとる」と、ワンテンポ遅れて気付くことが多々ありました。

友人とはそんなに離れていなくて、前後でほぼくっついている状態だったから、単に私の反応が鈍いだけかもしれないけれど。

 

 

 

以上、夏のお化け屋敷巡り第1弾でした。

今年も都内のお化け屋敷巡るぞー!

 

……と言っている時点で、既に他ヶ所行っているけどね。

執筆・更新する時間が……。

 

 

 


図解でカンタン 結び方・縛り方・包み方・畳み方

怨霊座敷とお化け屋敷メンタルについて

先日、仕事帰りにホラー友達に誘われて、東京ドームシティのお化け屋敷「怨霊座敷」に行って来ました。

 

 

 

【怨霊座敷はこんなお話だよ】

 

夜雨子は透き通るような白い肌の――

 

ちょい待て……名前が読めん。

「よさめこ」か、人名ぽく「ようこ」か……。

 

小学生低学年で習う漢字でも、「五月雨」とか読み方が難しい漢字ってあるよね。

漢字って面白いよなあ。

漢字の勉強でも始めようかしら。

どうせなら漢検でも受けようかなあ。

漢検準2級は取っていたかな?

3級は取っていたはず。

何か勉強を始めようかなと思うと、資格にも興味を持ってしまう。

サスペンスの「百の資格を持つ女」とか観ていると特に。

おっと、脱線したね。

 

名前の読みを間違えちゃうと失礼だから、ここはニックネームでフランクにいきやしょうか。

君は「よっちゃん」だ。

よっちゃんは……まあ何やかんや色々あって、婚約者とその浮気相手に殺されて、家の床下に埋められちゃったんだって。かわいそす(´・ω・`)

殺人犯二人は、そんな家を捨ててさっさと逃げちゃった。

よっちゃんが床下でおねんねしているなんて誰も知らないから、家は売りに出されちゃう。

しかし、よっちゃんはおねんねなんてしていなかった。

だから、その家に引っ越してきた人たちは口を揃えて言うのです。

 

 

 

 

 

 

 

「何かおるで」

 

 

 

 

 

【お化け屋敷メンタル】

 

昨年のことですが、私にはある目標がありました。

「お化け屋敷で動じないメンタルを手にいれたい!馬鹿よ貴方はのファラオさん(お化け屋敷で全然動じていなかった)みたいになりたい!」

私は普段の言動から、

「えりんこはお化け屋敷とか平気そう。逆にお化けに暴力ふるってそう。ヒドイ!サイテー!」

と、友人の大半からそんな印象を持たれているようですが、それは誤解です。

確かに私は酷い最低な人間ですが、かなりのビビりなのです。

 

お化け屋敷に入ろうものなら、心臓はバックンバックンドドドドドと、激しさだけはロックなビートを刻み、身体の末端はプルプル震えだして感覚を失い、足を踏み出すことすら躊躇してしまう。

 

数年前にUSAの「ホラー界のハリウッドスターたちが集まる愉快なお化け屋敷」に挑戦した時なんか最悪で、怖さをまぎらわすために終始「ズグダンズンブングン……ズグダンズンブングン……」と、当時ハマっていた、はんにゃさんのあのネタをうつむきながら唱え続けていた。

 

さぞ「あの東洋人はクレイジーだ」「ズグダンズンブングンはそういう使い方ではない」と、現地の方々に思われていたことだろう。

 

ずっとうつむいていたから、内装なんかほとんど覚えていない。

始めに私の心を打ち砕いた獣男

チャッキーの箱が積み重ねられているおもちゃ工場だかおもちゃ屋さんのコーナー。

何故かレクター博士の、視覚に訴えかけてくるような地味なコーナー。

最後にレザーフェイスがお肉片手にお見送りしてくれたこと……他にも色々あったはずなのに、それくらいしか覚えていない。

 

唯一の救いは、

「途中でリタイアしちゃったら、絶対に一生後悔する。飛行機嫌いなえりんこが再び渡米することなんかないんだから、二度とチャンスはないよ!」

と、方法はどうあれ、出口までクリアすることができたことである。

ここまでテンションの低いズグダンズンブングンゲームは他にないだろうってくらい、呪詛のような儀式を行う東洋人を不憫に思ったのか、ラストのレザーフェイスも、ガオーと襲ってくることなく大人しく見送ってくれていた。

その姿は親指を立てて「グッドラック」とでも言ってくれているような漢らしい立ち居振舞いだった気がする。(あくまで私の主観です)

今までレザーフェイスめっちゃ怖かったけど、良いヤツだなと見直した瞬間である。

 

そんなビビりな私だが、昨年の修行により、お化け屋敷を克服することができた。

昨年の夏から都内近郊のお化け屋敷巡りをしたのです。

お化け屋敷のついでに、ゲテモノ料理屋さんでゴキブリを食したのも良かったのかもしれない。

(ゴキブリはおいしかった。芋虫はマズかった)

 

ファラオ(さん)になりたい

そう連呼する私に、

「え?エジプト?王様?」と戸惑いつつも、生暖かく付き合ってくれた友人に感謝である。

 

今では「おお……」と多少のビックリはするものの、叫んだり震えたりすることはなく、ほぼほぼ動じなくなった。

ファラオさんになれたよね!

 

 

 

【本題に戻る】

 

話はかなりそれたが、そんな私が訪れた怨霊座敷。

靴を脱いで入場という新しいタイプのお化け屋敷。

 

文字が見切れてしまっている……。

 

入る前に、

 

「床下から声が聞こえる……?京極堂、そんな妖怪はいるのかい?」

「床下?……毛羽毛現(けうけげん)ではないだろうか?」

「しかし、鳥山石燕氏の記述には、毛むくじゃらの妖怪とだけで『床下に住む』なんてアリエッティみたいなことは書いてないぜ」

「では家鳴(やなり)だろうか。家鳴なら縁の下の力持ち的な絵もよく見られる。……いや、しかし家鳴は人の声のような音は出さないな」

 

とか京極堂ごっこをして楽しんだ。

京極堂ごっこをするために、事前にネットで「床下 妖怪」で検索していた私とは違い、すぐに毛羽毛現の名が出てきた友人は、流石だと感心した。

 

で、足元をスースーさせながら入った怨霊座敷――

 

中がわりと明るめだったから、足元も進む方向も見えないわからない!なんてことはなかったので、安心して進めました。

で、感想は……もうね――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひらひらキレイ「あ!これ釘じゃね?」「本当だ!双ちゃんだ!……って、これは釘じゃなくて――アヒャヒャヒャヒャ」これ踏んでも良いの?ひたひた漢字読めないばいんばいんぱふぱふピカチュウぽこぽこ……究極進化からの――

 

と、イベント盛りだくさんでした。

怖さは、前回の理髪店の方が怖かったかな。

でも、楽しかったー!

 

 

 

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