心霊ドラマを観ていた時のこと。
孫の目の前に、ばーさんの霊がおどろおどろしく現れるシーンを見たうちの母が、
「どうして自分の孫や子供が怖がるようなことをするんだろうね。不思議(´・ω・`)」
と首をかしげていたので、ハイテンションで、
「サプラーイズ!!」
と言って全てを台無しにしてゴメンナサイ。
「サプラーイズ!!」と、心霊現象が起こる度に連呼してゴメンナサイ。
何か、ハンバーグ師匠に似ていたらしくてゴメンナサイ。
何か変だな、恐いな、不思議だなって事が起こったら、
「サプラーイズ!!」
と叫びましょう。
マイナスな雰囲気が一気にハピネスでセレブレイションな雰囲気に早変わりしますぞ。
こんな迷惑行為を日々繰り返す私ですが、お外では人様の邪魔をするような行為は意識して控えているんですよ。
公共の場では不必要に大騒ぎしませんし、
お化け屋敷では、前後のグループの邪魔にならないよう、叫び声は上げずに友人とボソボソ小声で会話します。
こういう場面では、修行も兼ねてオーラを消す絶が非常に有効です。
何故か人ならざる者たちには看破されてしまいますが、前を歩く常人グループにはギリギリまで存在を消すことができるので、すぐ後ろまで近付いてお化け屋敷のスタッフごっこができます。
最近、お化け屋敷内で「前の人たち、もう次の部屋に進んだかなぁ?まだかなぁ?もういいかい?」が口癖になりつつあるえりんこです。
そんなえりんこでも、誰一人迷惑をかけることなく楽しめるお化け屋敷があります。
VRです。(ようやく本題)
2019年10月4日(金)~11月17日(日)まで、東京ドームシティで和ハロウィーンというイベントが開催中です。
期間内は、「怨霊の金縛り屋敷」と「お化け屋敷の深夜巡回」という2種類のお化け屋敷が開催中です。
両方とも面白かったので、お時間のある方は是非遊びに行ってみてください。
期間内にブログ更新できた……(感!)
そんな和ハロウィーンの体験レポートを3回に分けて投稿します。
怨霊の金縛り屋敷
こちらはVRのお化け屋敷です。
ただのVRではなく、横になってお布団をかけた状態で楽しむという新しい趣向のVRです。
【あらすじ】※しっかりとしたお話は公式サイトで確認してね。
「見たら死ぬ」
そんな曰く憑きの人形があるらしい。
見ただけで死ぬとかすげぇな、おい。
まぬけな感想を浮かべるアナタに、係りのお姉さんは残酷な宣告をする。
「アナタはその呪いの人形を見てしまいました。呪いを解くための儀式が必要です」
え、まじかよ。いつの間に……?
自身でも気付かぬうちに、とんでもないことに巻き込まれてしまったアナタ。
嘘だろ……こないだハロウィンジャンボ買ったばっかりなのに……。
自身の軽率な行動を後悔し、放心状態のアナタは、お姉さんにその扉の向こうへと案内される。
「こちらがその呪いの人形です」
ほうほう、これが……って、1人ハゲとるやないか!!
「はい、呪いの人形、見ちゃいましたねー」
……へ?
「あーあ、こりゃアカンわ。もうこうなったら呪いを解くための儀式やらんと死ぬわ。あーあー」
え、ちょっと待ってよ……
「はい、こちらのお部屋に入ってくださーい。ご新規様1名入りまーす」
お姉さんに誘導されるまま専用のベッドに横になり、布団をかけるアナタ。
アナタの恐怖はまだ始まったばかりである――
【感想】
※極力ネタバレをしないよう、状況説明は取っ払い、思ったことをただただ垂れ流しているだけなので、
行ったことがある人には「あのことかな?」
行ったことがない人には「何のこっちゃ!」 な内容です。(たぶん)
少しのネタバレでも見たくない人はスクロールしちゃダメ!!
「絶対に声を出してはいけない24時の始まりじゃ。ヒッヒッヒッ」
なんか、大変なことになっちゃったけど、リラックスした状態(寝た状態)で楽しめるお化け屋敷っていいなぁ。
人の家の天井付近の壁にかかっている、たぶんその家の当主っぽい人の写真って、見ちゃうよね。
……やべぇ、暗いし横になってるし、眠くなってきた。
バチコーンッ!!
ぎゃああああ!何てことしやがる……それをぶっ壊したのは私じゃありません!!朝になって、この家のばーさんになんて説明したらいいんだよ。おばけがやったなんて説明信じてもらえるかなぁ。ふざけんなよ……。
ちょっとまて……今もなおブラウン管だと?
……あれ、お部屋の襖、少し開いてね?ババアしっかり閉めとけよ……。
「――しましょうか?」
あ、大事な所聞こえなかった。(後から友人に聞いたら、友人も聞き取れなかったらしい)
何だ?この状態(寝ている×お姉さん×あの位置)から推察するに――「マッサージしましょうか?」か?恐ろしい宿だ。
しかも3人も。近い。サービスやばい。翌朝の請求金額が超恐い。右のお姉さんが、目がパッチリしていて可愛い。
すごくスースーする。
ハハッ、くすぐったいじゃないか。
おいおい、そんな物アレしたら危ないじゃないか。え、ちょっ、おま……
ぎゃああああ!違うんです!あの女が勝手にやったんです!私じゃない!それでも私はやっていない!!
あれ?最初に破壊された右側のあれが、いつの間にか直ってる。よかった。
ババーーンッ!!……えりんこ、アウト――
クソババアめ……。
ふう、中々楽しい時間でしたわね。
「ヘッドフォンはそっちに、ゴーグルはあっちにかけてください」
へいへい。
「ヘッドフォンはそっちに、ゴーグルはあっちにしっかりかかっているかもう一度確認してください」
つっても私が来た時、両方ともあっちにかかっていたからな。
隣の分も確認したろ。
……あ。やっちまった。
私は毎回毎回、こういう大事な場面でなんでこうなんだろう。
よけいなことをするから、まったくもう。
……もういいよ、私の事なんか放っておいてよ。
でも、きっとあなたは私の事を気にかけてくれるだろうから、精一杯の変顔でスタンバイしていよう。
あなたは笑ってくれるかな?
……そうよね、こんな面倒臭い女よりも、別の女の方がいいわよね。
もういいわ。私は帰る。
まだ寝起きだから、あなたが何をしようと、誰が何と言おうと、ゆっくり身支度して、ゆっくり歩いて私は帰る。
あー、面白かった!
イベント期間は、タイミングが合えばドームシティ内でおばけさんと記念撮影ができるぞ!
東京ドームシティ和ハロウィーン2に続く
コメント