東京寄りの千葉県にずっと住んでいるのに、東京タワーに行ったことがありませんでした。
東京タワーよりも先にスカイツリーに登ってしまいました。
そんな私が初めて東京タワーへ行ってきました。
……登りませんでした。
正確には、東京タワー地下のお化け屋敷のみです。
ということで、お化け屋敷巡りパート2です。
パート1はこちら
【ストーリー】
昔々、あるところに古いお屋敷がありました。
屋敷には牢屋があり、一人の侍が鎖で繋がれていました。
侍は人切りでした。
その数332人!
おしい!あと一人でゾロ目じゃん!
人切り無双333(スリースリー)じゃん!←銀河鉄道スリーナイン的なことが言いたかったらしい
「お前こそ、真の人切り無双よ!」って褒められるまでには、あと668人足りないけれど。
で、侍は許しを請いましたが、ダメでした。
そりゃそうよ。
人を切っておいて、許されるとか思っているその神経がホラーだわ。
侍はひと夏の拷問を受けた後、亡くなりましたとさ。ちーーん。
その後、屋敷から夜な夜なホラーな音が聞こえてくるようになりました。
――鎖を引きちぎろうとする鈍い音。
――助けを求めるうめき声。
侍の復讐を恐れた人々は、屋敷をぶっ壊しました。
めでたしめでたし。
そして時は流れ、2018年夏――
屋敷の跡地には東京タワーがそびえ、今年で60年目の夏を迎えました。
60周年、めでたいね!
人間だったら還暦だ!赤いちゃんちゃんこだ!
ところで、東京タワーの高さは333メートル。
……あの侍にとってはトラウマな数字かもしれません。
そういえば、黒ウィズにも「昔は3がNGだった」タモンさんという人がいましたね。
※「3」が嫌いで、「333ロッド」と名が付く建造物をぶっ壊しに来ました。
そんな東京タワーの地下から、最近妙な音が聞こえてくるそうです。
「あとひとり――」
って、侍テメェ全然反省してねぇな!!
許しを請いましたが――っていうのは、やっぱり上っ面だけだったんだな!
キリのいい数字を達成できなかったのが心残りになっているじゃねーか。
……そうか、そんなに「333」にしたいか。
ならば私が達成させてやろう。
テメェをぶっ飛ばして333人目にカウントしてやる!!
覚悟しろ!!
……ということで、東京タワー地下にあるお化け屋敷に行ってきました。
このお化け屋敷ではミッション系はありません。
しかも、昨今のお化け屋敷には珍しく、リタイア制度が導入されていました。
「もう限界って時には、大きな声で『リタイアー』と叫んでください」
脱出口ではなく、自己申告システムです。
私がいる間に「リタイア」と叫んだ方はいらっしゃいませんでした。
代わりに小さい子が、泣き叫びながら出口から飛び出してきました。
みんなで小さな勇者をほほえましく眺めていたのですが、飛び出た勢いで、そのまま隣接している入口に向かって行ったので、あんなに怖がっているのに、また入るの!?と、ひと笑いさせてくれました。
で、恒例の「極力ネタバレを控えた『あくまで個人の感想です』な当人にしかわからないであろう意味不明なお化け屋敷レポート」のはじまりでございます。
どんどんばんばん……
……あ、しまった!
2週間近く経っているから、記憶があいまいまいんになっちゃった。。。
……前回のよみうりランドの記憶も実はそんな感じで、かなり適当になっています。
今後は要所要所で突っ込みを入れながら記憶に焼き付けないと!
ひとつ、覚えているエピソードは、前述のお子様が泣き叫んで飛び出してきた付近。
出口付近で叫んでいる人たちが多かったから、絶対何かあると思っていたのよ。
まぁ、お化け屋敷の中にいるときには、どこが出口付近なのかわからないから、すっかり忘れていたのだけれど。
それを思い出したのは、後ろを歩く友人が慌て出してから。
友「やばい!きてるきてる!」
確かそんなことを言っていた気がする。
え「えー?何が来とるん?」
前を歩いていたから後ろの気配はよくわからなかったのです。
そんなこんなで友人に押し出されて終了。
え「……何が来とったん?」
友「侍……」
……あーー!!
侍、ぶっ飛ばすの忘れてた!!
※「ぶっ飛ばす」なんて、もちろん口先だけですぞ。
清く正しいお化け屋敷巡業者は、そんなハシタナイ行為はしないのです!
暴力、ダメ、ゼッタイ!!
東京お化け屋敷巡り③に続く
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