先日、13日の金曜日に『13日の金曜日(2009)』を見ました。
※時期によっては配信状況が変わっている場合がございますのでご了承ください。
13日の金曜日には、やはりホラーなイベントをしないといけないような気がするのです。
クリスマスにはケーキを食べ……
ハロウィンにはカボチャを食べて悪魔を崇拝し……
ひな祭りにはちらし寿司を食べ……
イースターには煮卵をたくさんこしらえて……
こどもの日には柏餅を食べる――
イベントがあれば、それっぽいことをしたくなる心理。
13日の金曜日もそれと一緒。
ホラーなイベントと言っても、誰かを巻き込んで何かを企画するほどのエネルギーもお金も使い果たしてしまったえりんこにできるような、お手軽なことでないといけない。
そうだ、映画を見よう!
せっかくだから、ジェイソンを見よう!
13金シリーズは無印から10作目まで――ついでに言うなら『フレディVS』も見てしまっていたので、あと見ていないのは2009年のリメイク版のみ。
「リメイク版――どうなんだろう?」
リメイク版は「残念」だとか「やっぱオリジナルがいい」とか、そんな世間の声をよく聞きますが、えりんこはリメイク作品も結構好きなことが多いです。
『悪魔のいけにえ』も、
リメイクはリメイクでベトナム帰りのオヤジの怖さが際立っていて、腹筋シーンと夏場のサランラップの使い方はトラウマになったし、
ゾンビが走って追いかけてくる方の『ドーンオブザデッド』も、
最初の女の子が四つ足で受け身を取ったり、ゾンビというよりもクリーチャー感が出ていて「幼女のクリーチャーww」と、可愛さ全開で可愛かったし、
『蝋人形の館(2005)』も、スプラッタなサイコ展開が増えていて楽しかった。
「でも、13金はどうなんだろう?」
だって、あの13金だよ?
続編、続編、と回を追う毎に面白おかしく進化し続けてきたあの13金だよ?
そのおかげで、
映画の続編というものは、
前作を越えるどでかいインパクトが盛り込まれているかどうかがお楽しみポイントなのだ。
前作までの設定なんか思い出すな。
矛盾点など見て見ぬふりをしろ。
ジェイソン様が、メッタメタのギッタギタのゴアゴアに大暴れする姿を楽しむのだ。
という、映画の楽しみ方を覚えました。
だから「続編」ならば、ゲラゲラ笑いながら
「遂にジェイソンもメタリックジェイソンに進化したのかww鉄郎もビックリだなww」
って、お楽しむ心の準備ができているんだけど、リメイクとなると話は変わる。
これまで築き上げた設定を一から作り上げなきゃいけない。
13金でそんなことができるの?
だって13金のジェイソンって……みんなが知っている(つもりになっている)あのステータスと装備になるまで3作くらいかかってるじゃん。
ジャケ絵のジェイソン、フル装備じゃん!
たった1作分の映画で、どうやって装備を整えるんだい?
今回、内容を全く知らない状態での鑑賞だったので、そんな不安でいっぱいでした。
結果、そんな不安は杞憂でした。
1作の中に、パート3までの内容がギッシリ詰まっていました。
あまりのスピーディーな展開に、
「ジェイソンのコスプレ少年はいつでるのか?」
「この女は超能力が使えるのでは?」
「ニューヨークへはまだ行かないのか?」
「まじでこのまま宇宙に飛び立つところまでやってしまうのか?」
なんて、しなくてもいい心配と期待をしてしまいましたが……こちらももちろん杞憂でした。
当たり前ですが、13金を観たことがない人も楽しめるようなストーリー展開でした。
「えーー?ジェイソン、チェーンソー使ってないじゃん!なんなのー?」
って人は現れるかもしれませんが、そういう奴は過去10作全部見て答えを見つけてほしいと思います。
あらすじもレビューも、既に様々な方が素晴らしい文章でまとめていらっしゃいますので、
小学生6年間の読書感想文を全てゴーストライターに任せていたえりんこなんぞが、今さら書かなくてもいいでしょう。
でも、それだけだと映画の内容自体にあまり触れていないので、最後に良かったところだけ簡単に。
- ジェイソンとはどんなヤツなのか、がスピーディーにわかりやすく描かれていた。
- 寝袋の惨殺シーンが良かった。
- じわじわ「イヤアアァァァッ」ぴょんぴょん「助けてェェェェッ」めらっさめらっさ「アアァァァァッ」じゅーじゅー――
欲を言うなら他の子のシーンも、一人一人丁寧に大切にやって欲しかった。
ああ、でも元々ジェイソンの仕事の仕方って仕事人的な、ちょっ早なのが多かったか。
- 安定のカッコ良さ
映像がキレイだから、キレイなジェイソンだった。
……そういえば、汚いジェイソンは今回出ていなかったなあ。さすがにそこまで設定詰め込めないか。
- あのホッケーマスク欲しい。
次の13日の金曜日は3ヶ月後の7月です。
今度は何をしようかなー
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