昨年、ディズニーハロウィンで『ピーターパン』のフック船長の仮装をしました。
一緒に行った友人たちは、
- 同じく『ピーターパン』のスミー
- 『パイレーツオブカリビアン』のジャック・スパロウ
- 『パイレーツオブカリビアン』のアンジェリカ
海賊グループ爆誕!
昨年はランドに行ったのですが、
「海賊だったらやっぱり海の方が撮影映えるよね!」
とのことで、
1年後にTDSで――ねぇねぇ!今のセリフめっちゃワンピースぽくない?「2年後にどこそこで」って言ってたヤツ!今日はみんな海賊だし、私まじでうまいこと言った!天才じゃね?
と、ワンピースは空島編でストップしているえりんこさんが、どや顔しながら何度もウザいくらい言い続けていましたよ。
……あれからもうすぐ1年経つのか。
早いな。
衣装は昨年のものを使い回せばいいから、今年は準備にそれほど時間はかからない。
必要な作業は……
①フック制作
昨年は市販のフック(たぶんキッズ用。小さい。ぎゅうぎゅう)に塗装をしたのだけれど、フックの部分がカバーから分離してくるくる回るようになってしまったので、頑丈なフックを作らねば!
②コートの袖を広げる
腕は通るけれど、フックが通らない。どうやってコート着てるんすか感がやばい。
③バッグ探し
船長が持っていても違和感がないデカめのトートバッグが欲しい。
【フック制作】
一昨年前、
「船長、船長、せんちょーーう!」
と、海賊アイテム探しをしていたところ、友人がキッズ用のフックを買ってきてくれました。
市販のキッズ用のフックに、塗装を施したものがこちら。
【ザックリ作り方】
①下地(黒)を塗る。
下地を塗ることで、次に塗る塗料の乗りがよくなります。
私はスプレーではなく筆で塗りました。
②Mr.カラーでドライブラシ加工。
塗料を筆に取り、いらない紙などに塗り付けて余分な塗料を落とす。
幽白の柳沢の頭のように整えられていた筆(平筆)が、ハンター×ハンターのゴンみたいになります。
ゴンの頭をフックにこすり付ける。
すると、金属感がマシマシになります。
私はフック部分を銀で、手を覆うカバー部分を金で塗りました。
カバーの部分も装飾したかったのですが、グルーガンが全くくっつかない素材だったため断念しました。
まぁ地味でもいいじゃん。
市販のプラスチック感そのままよりはいいじゃん。
ってフックを酷使した結果、ディズニー夕方くらいにフック部分がくるくる回るようになりました。
くそぅ。さすがキッズ用だぜ。
ということで、今年は頑丈なフックを自作することにしました!
コスプレイヤーさん御用達のリアラボードにとうとう手を出しました!
リアラボードとは、スポンジの激落くんのような柔らか素材で、熱を加えると形状が変えられるという素晴らしき錬金アイテムなのです。
完成品がこちら。
制作途中の写真とか撮っておけば良かった(´・ω・`)
【ザックリ作り方】
★道具
- よく切れるカッター
- カッターボード
- 定規
- 画用紙
- 工作用紙
- セロテープ
- グルーガン
- ヒートガン
★材料
- リアラボード10mm
- リアラボード5mm
- 太めのアルミワイヤー
- 瞬間接着剤(ダイソーの「超速乾多用途タイプ」)
- ブラックジェッソ
- Mr.カラー銀
- Mr.カラー金
- スワロフスキー
①型紙を作る。
昨年使用したフックのカバー部分表面を覆うように画用紙を張り付けていき、「これだ!」という形になったら切り込みを入れて平面図にします。
不要かもしれませんが、私は画用紙で作った型紙を工作用紙に清書しています。
工作用紙は厚みがあるので、リアラボードに写す時に紙が依れたりズレにくいのです。
フック部分(クエスチョンマークみたいなところ)は、直接工作用紙にクエスチョンマークの上の部分を描きました。
カバー部分を貫通させて手持ち部分も作りたいので、下は長めに。
装飾部分は定規を使って均等になるようにデザイン。
※私はまとめて型紙を作りましたが、装飾の型紙は、土台の接着が完了してからの方がいいです。
ボードを曲げたりした分、長さが狂いました。
②型を写し、リアラボードをカッターで切る。
土台部分を10mm厚さ、装飾部分を5mm厚さのリアラボードを使用しました。
購入時に、さらに薄い3mmのリアラボードが無かったため上記の厚さとなりましたが、それぞれ1つずつ薄いリアラボードでも良さそうです。
厚みがある分、手を入れるスペースが狭くなってしまいました。
フック部分はクエスチョンマークを2つ作ります。
後でワイヤーを挟むように入れてくっつけます。
仮に組み立ててみて、問題なければ接着作業に移ります。
私はここで装飾部分のサイズのズレに気が付き、再度型紙から作り直しました。
いや、まじで作業工程全部撮影しておけばよかった‼
③接着
フックの芯となるアルミワイヤーを曲げる。
ワイヤーがリアラボードフック部分中央に来るように、長さと曲げ具合を調節。
ワイヤーを挟むスペースを確保するため、リアラボードにワイヤー用の溝をカッターで彫る。
片方のリアラボードに接着剤でワイヤーをくっつける。
もう片方のリアラボードと接着剤で合体。
カッターで角を削る。
私のように適当に削ると出来上がりが木彫りみたいになります。
フック土台を接着剤で組み立てる。
補強のため、裏側からグルーガンでべちゃべちゃくっつける。
フックと土台を接着剤で合体し、グルーガンで補強。
④装飾リアラボードを接着剤で張り付ける。
⑤ヒートガンで熱して角を丸くする。
今回初めてリアラボードとヒートガンを使うのですが、
「どこまで熱したら良いのか」
「どの程度まで角の補整ができるのか」
全然わかりませんでした。
そこまでこだわらないので、今回はわからないまま作業をしました。
私は人一倍「火」が恐いです。
料理も、高温になる揚げ物は恐くて一人の時にはできないチキンメンタルです。
火が恐いので、ライターやチャッカマン等の火を使う方法でのリアラボード加工はやめました。
代わりにヒートガンという、高温の温風が出るドライヤーの進化系を使いました。
最高温度600度……嘘だろ?
火は出ないけど恐いよ!
使い初めのせいか、煙とか出てくるし。
「大丈夫なの?」「高温すぎて火とか出ない!?」「たこ足コンセント爆発しない?」
と、チキンメンタルで挑んだ結果、
「こんなもんやろ!」
と、「気持ち角が消え……た?」くらいの状態で終了。
どうせ近くで見なきゃわからんって。
⑥塗り加工
昨年作業と同様。
⑦スワロ貼り
グルーガンでスワロをはっつけ、完成です!
手に持った感じ、ぶ厚いリアラボードを使用したためか、かなり頑丈なできになりました。
【袖開き】
昨年作った船長コートの縫い代をひじ下あたりまで外す。
同じ生地で袖を広げたい分だけのデカさの△を作り、縫い付ける。
以上!
……次に何かを作る時は、作業工程の写真を撮っておこう。まじで。
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