「乙女は、一度は吸血鬼に恋をする!」
私が敬愛するとあるお方の言葉を思い出しました。
私も過去に吸血鬼に恋をしたことのある1人です。
私は乙女ではなく、汚吐女(おとめ)の方ですが。
当時の甘酸っぺぇ厨二病を思い出したとか、そんなんじゃないですが、
「今年に入ってから吸血鬼さんに会っていないなぁ」
「面白そうな所に行きたいなぁ」
と思い立ち、銀座にあるVAMPIRE CAFEへ行って来ました。
店員はみんな吸血鬼さんみたいです。
妖精やら吸血鬼やら、銀座は色んな種族が働いているようです。
人外のみなさんでさえしっかり働いているのに、
「働きたくないでござる!!連休明けが辛いでござる!!」
なんて、言ってられないですね。
あーあ、宝くじ当たんねぇかな。
お店に足を踏み入れると、心地よい闇、蝋燭、棺、魔道書ーー
美しい退廃的な空間が広がっています。
ローズ様(吸血鬼さん。たぶんこのお店で一番偉い人。口調は落ち着いているけど、めっちゃテンション高い※会えばわかります)に席まで案内していただいたのですが、道中、一部足元に赤血球が写し出されている所があって、アニメ『はたらく細胞』が大好きなえりんこは、
「うわぁい!赤血球のお姉ちゃんだー!」
とか、大はしゃぎしていた……でしょうね通常なら。
……なんかめっちゃテンション低かったんですよ。
こんな面白い場所に来ているのに、テンション低いなんてもったいない!
直前に美術館なんかに行ったのがよくなかった。
美術館って、テンション上がるけど、それを抑えて静かにしないといけないところですよね。
直前まで強制的にテンションを下げていたので、急にテンション上げられるわけがない。
テンション上げなきゃ……ローズ様に絡みにいかないと……!
そう思うものの、ただただ友人との会話を探してキョドキョドしていました。
テンションが地の底に落ちた理由はもうひとつ。
入店前に仕事の電話が入ったのだ。
「休みの日に電話かけてくるんじゃない!仕事モードOFFってるからな。出ないぞ!」
と、こちらが思う一方で向こうも、
「こっちが休み返上で働いているのに、のうのうと遊んでんじゃねぇ!出ろや!」
とか思っているんだろうなぁ。うふふ。
んなこと知ったこっちゃないわと、無視を決め込んで入店したものの、やっぱり、
「休みなのに何の電話だったんだろう。大丈夫かな?」
と、モヤモヤが残りました。
お料理をいただいていても、電話何だったんだろ……(´・ω・`)
ローズ様とサラダの儀式を行っていても、着信1回だけだから大した用事じゃないよね……(´・ω・`)
ハーブチキンを火炙りに処してもらっていても、……お仕事……(´;ω;`)
頭の片隅にチラついてしまい、なかなかノれない、テンション上がらない。
テンション低くても、お料理も雰囲気も面白いので楽しいことは楽しいのですが、テンション上げて行った方が絶対楽しいです。
また今度遊びに行きたいです。
最後に、こちらでいただいた面白メニューお写真を。
ブラッディローズ(ソフトドリンク)
薔薇の甘い香りのお飲み物めっちゃ美味しかった。
次に行った時もまた飲みたい。
麗しき薔薇の園
~ハム盛り合わせ~
闇の者を呼び覚ます復活の儀式
~アボカドとサーモンのシーザーサラダ~
儀式が必要なサラダ。
儀式といってもローズ様に続いて二言詠唱するだけ。
そのたった二言が覚えられないという私のバカスww
練習の時間も作ってくれて、ローズ様優しかったなぁ。。。
腹から声を出さないで、もっと可愛い感じで言えばよかった。
吸血鬼が眠る棺
~ナッツとアンチョビのガーリックトースト~
ピザトースト的なヤツ。
カリカリ美味しかった!
絶望という名の漆黒に染まりゆく死神の断罪
~小ヤリイカとマッシュルームのイカスミクリームソース~
反逆者を裁く悲劇の火炙り刑
~スパイス&ハーブチキン~
チキンがレモン味でめっちゃ美味しかった。
伯爵が飼いならした闇の毒蜘蛛
~2色のアイスタルト~
クモしゃん可愛い!
ヴァンパイアカフェ特製デザートプレート
……メニューめもるの忘れた!
お帽子型のスイーツ。
帽子にコウモリの羽付いていて可愛い。
こうやってお料理を見返すだけでふおおおおっ!ってテンション爆上がりするのに、あの日どうして葬式みたいなテンションだったのか。
テンション上げてまた行きたいです。
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