行ってきました!
【Warning】閲覧注意【Warning】
以下、蛇の写真が多数出てきます。
苦手な方はスクロールをお控えください。
群馬県太田市にある蛇さんのテーマパーク「ジャパンスネークセンター」。
世界の蛇さんを飼育し、蛇さんに噛まれた時のSOS受付を365日行っているという、学術的にも医療的にもたいへん素晴らしい施設です。
私は蛇さんの研究をしているわけでも、蛇さんに噛まれたわけでもありません。
では、何故このようなところへ来たかというと……
こちらでは、大蛇を持って記念撮影ができるのです!
※12月~3月下旬はお休み。
さらにさらに!蛇さんのお肉を使った料理をいただくことができるのです!
※私たちが行った時は、蛇さん食堂は休業中でした。残念。
1番の目的、大蛇との記念撮影を果たすべく、撮影開始時間(撮影は10時30分~13時)に合わせて現地入りをしました。
休日なので、世のわんぱく小僧や、蛇さん大好きなカップルどもや、オロチマル御一行で、きっと長蛇の列ができているはずです。
せっかくここまで来て「本日の整理券は終了しました」なんてSIREN展みたいなことになってはたまったものではありません。
そして到着した念願のジャパンスネークセンター――
ニンゲンの気配がしない。
受付を終え、園内を見回しても……誰もいない――
駐車場には何台か車がとまっていたので、誰もいないということは無いのでしょうが、記念撮影を急ぐ必要はなくなりました。
「毒蛇さんを見て、蛇さんへの愛を高めてから大蛇さんと触れ合おう!」
※訳:いきなり蛇を触るのは怖いので、ガラス越しの蛇で耐性をつけてから行こう。
と、毒蛇さん飼育コーナーへ向かいました。
白蛇(テキサスネズミヘビ)さん、きゃわわ!めっちゃキレイ!
めっちゃ良い姿勢で、ファラオ(芸人ではない方)が被っているヤツみたいに、じっとガラスの向こう(こちら)を見据えるハブさん。
「いい湯だなぁ~」とでも言いたげなシンリンコブラさん。
コブラさんは立ち上がる(?)とアーボックみたいな胸(?)が広がった姿なので、くつろいでいられると、写真映えしない。でもかわいい。
目の上がとんがっているフィールドツノクサリヘビさん。こんな子もいるのね。
動物園とかにいる蛇さんって、疲れて寝ているイメージが強かったけど、こちらの蛇さんはにょろにょろ動き回って大サービスしてくれた!
蛇さんが舌を出し入れしているのを見て、
「おいおい、可愛いじゃないか!ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ~!」
と、ぺろぺろ言っていたら、施設の方に、
「もう採毒実験始まってるよ」
と教えていただいたので、慌てて採毒を行っている建物へ向かう。
ハブの採毒実験以外にも、蛇のお食事見学やふれあい体験教室なんかも、時間指定で行われているみたい。
採毒実験の建物に到着すると、今まで姿を隠していたニンゲンが20人くらいいた。
ハブの採毒はこれからみたいで、なんとか間に合った!
観覧席とハブがいるお部屋は完全にガラスで仕切られているので、恐ろしい事態にはならない、安全な環境でした。
そんなガラスの向こうで、優しそうなお兄さんがL字の棒一本でハブと対峙している。
こういう危険なショーって、関係者が複数人待機しているものかと思っていたのに、ガラスの向こうのお部屋にいるニンゲンは、お兄さんただ一人。
奥の方を覗いてみたけど、たぶん誰もいなかった。
万が一のことがあっても、一人で冷静に対処できるよう訓練されているんだなぁと感心した。
きっと私が毒蛇を扱えるような特殊な訓練を積んで同じような立場だったとしても、毒蛇に噛まれたら、「ぎゃああああっ!」って大騒ぎした挙句、パニックを起こしてガラスをぶち破り、客席へ毒蛇を放出してしまうだろうなぁと思い、危険物を扱う仕事は今後一切しないようにしようと心に決めた。
これまでどうでもいいことばかり書いていたけれど、以下、毒蛇について学んだ大事なことを書くので、是非読んでいただきたい。
蛇さんって普段はにょろにょろ動いているから、近付いても、いざとなったら走って逃げられると思っていた。
けど、戦闘態勢に入った蛇さんから瞬時に逃げるのは難しい。
戦闘態勢に入った蛇さん。
戦闘態勢に入った蛇さんは、頭部をS字に曲げて、勢いをつけて飛び掛かってくるのだ
少なくとも2メートルは離れていないと蛇さんの射程範囲内。
どういう状況かというと、ハンターハンターのノブナガが円を発動している時と同じ状態。
実際、こちらのハブも、お兄さんめがけて、ピョーーンッって飛び掛かっていた。
でも、お兄さんはキルア同様、円の範囲外にいたのでノブナガに噛まれずに済みました。
その後、お兄さんの華麗な棒さばきによりハブは捕らえられました。
めっちゃお口あけてる……。
またまた余談ですが、蛇を捕まえる時の道具って、Y字で先端を動かして蛇を挟むことができるやつを想像していたので、L字の棒というのは意外でした。
蛇の体をうまいこと引っかけたりして、最終的にはL字の尖っていない部分で蛇の頭を上から押さえつけていました。
ジョジョの「メメタァッ」って感じで面白かったです。
そしてハブの毒を採取!
おおー!牙から何か出ておる。
やべえ。
あんなんに噛まれたらやべえわ。
ハブは沖縄にいる毒蛇なので、本州でエンカウントすることはまずない。
沖縄の人、まじですごいな。
けれど、本州にも毒蛇はいるので注意が必要。
本州に生息している蛇は8種類。
その内、毒蛇は2種類。
①ニホンマムシ
他の蛇さんと比べると、長さは短め。
山とか畑なんかにも現れる。
こんな色と模様なので、落ち葉なんかの上にいるとパッと見、よくわからない。
噛まれると、噛まれた周辺がパンパンに腫れ上がる。
年間で3,000人くらい噛まれていて、その内5人くらいが亡くなっている。
②ヤマカガシ
関東や東北に生息している子たちはほとんどこの色だけど、西の方へ行くほど違う色をしているらしい。水色とか。
基本大人しい子で、何もしなければ噛むことはまずない。
ヤマカガシさんの方から逃げていく。
それでも、噛まれたという被害が絶えないらしい。
そのほとんどが、小中学生の男の子らしい。(察し)
噛まれると、頭痛や全身からの出血がとまらなくなる。
なにそれホラーじゃん。
あと、ヤマカガシさんは牙以外にも別の毒を持っている。
頭の後ろに毒が入っている袋があり、何かの拍子に破れて、目に入ったりするとたいへん。
ということなので、ニホンマムシさんとヤマカガシさんの毒性は全く異なるので、噛まれた場合に必要となる血清も種類が違うらしい。
ちなみに、ヤマカガシ牙の形はニホンマムシさんの牙の形と異なる。
奥の方に小さめの歯が生えているので、噛まれても「痛くなかったし、患部も全然腫れていないし、噛まれていないかも!」と誤認識してしまうケースがあるらしい。
実際に一般的な病院でも「虫刺され」と誤診することもあり、対応が遅れて重症化してしまうケースも多いそう。
「病院の先生が判断に困っている」
そんな時は迷わずジャパンスネークセンターさんへ連絡しよう!
そして、蛇さんを見かけたら絶対に近付かず、その場から離れよう!
と、たいへんタメになるイベントでした。
毒蛇についての解説の後は、無毒の蛇さんとの触れ合いタイムとのことでしたが、大蛇さんとの記念撮影という一大イベントを逃してはいけないので、泣く泣くその場を去りました。
そして念願の大蛇さん!
大蛇さんとの記念撮影は、一人1,000円です。
受付のお兄さんにお金を支払い、ケージから大蛇さんを解放。
さっそく持たせてもらうことに!
首の後ろを通って両肩に乗せ、両手で大蛇さんを支えてつかむという、パーリーピーポーが付けていそうな羽とかモコモコ素材のストールみたいな感じで、テンションが上がりましたぜフゥーーッ!
そのお写真がこちら。
私が興奮しすぎて、何という種類の蛇さんか聞くのを忘れてしまったけれど、先ほど見てきたハブさんと比べるとめちゃくちゃ大人しい子でした。
大蛇さんのお口はテープか何かで開かないように留められているので、噛まれる心配もないです。
大蛇さんの触り心地は、その辺の蛇皮まんまです。
さらに適度なひんやり体温と、ぶにぶにした柔らかさが相まって最高です。
おなかの方はぶにぶにしていましたが、背中や側面はしっかりとした骨のごつごつとした感触があり、私が大好きな芋虫さんとは全然違うなと思いました。
大蛇さんも突然わけのわからんニンゲンに乗せられて、落とされないようにしっかり態勢を維持しようとしたのか、右手首を絞め上げられました。
また、首の後ろ部分のみ逆U字に絞められました。
その時の感覚はマッサージ器そのものでした。
マッサージチェアで、首の後ろをもみほぐすアレと同じです。
というか、マッサージチェアの中に蛇さんが仕込んであるのかもしれないとさえ思いました。
ですので、マッサージチェアを購入するのなら、大蛇を手懐けて体中を絞めてもらった方が、色んな部位にも対応できるし良いなと思いました。
大蛇さんのイメージって、映画『アナコンダ』や20年ほど昔のバラエティ番組のイメージが強く、問答無用でぐるぐる巻きにされちゃうという「大蛇ステレオタイプ」を持っていた自分が恥ずかしいです。
まさか肩もみをしてくれるような優しい子だとは思っていませんでした。
あ、20年ほど前のバラエティ番組というのは、何の番組だったのかは覚えていませんが、
- 番組制作関係者が、どこかの部族のお世話になる。
- その部族の人と喧嘩をしてしまい、夜中にカメラ片手に一人で行動をする。
- そこで巨大アナコンダに襲われる。
- 撮影していたカメラから見切れた方から、「助けて!内臓出ちゃう!!」と叫んでいた。
内 臓 出 ち ゃ う ww
もう、蛇に巻きつかれる=「内臓出ちゃう」というセリフのイメージがあったので、万が一の時は私も同じセリフを叫ぼうと心に決めていたのですが、そんな必要はありませんでした。
また、万が一蛇に襲われた場合、
「助けに入らないでいいから、その様子を連写しまくっといて」
と、友人に伝えていたのですが、愉快な写真を撮ることもありませんでした。
ちなみに、私たちが大蛇と戯れ始めた時、1家族が近くにいたのですが「うわぁ……」みたいな声を各々漏らしてドン引きして早々に立ち去って行きました。
君たちはいったい何をしに来たんだ。
蛇さんたちと触れ合え、お勉強もできる素晴らしい施設なので、群馬へ足をお運びの際はぜひぜひ行ってみてください。
最後に。
蛇さんとはあんまり関係ないけれど、久しぶりに心霊写真的な写真が撮れたので載せておきます。
あくまでも心霊写真的な普通の写真です。
独自の方法(ガン見)で霊視をしてみましたが、写っている人間(えりんこ)以外に禍々しいオーラは感じません。
ただ、めっちゃ恐いです。
一言で言うならば映画『リング』でTVから飛び出してきた貞子さんのキメ顔そのものです。
「恐いものが見たい」「しょーも無い肩透かしを喰らっても大丈夫!」と、色んな意味で勇気のある方のみスクロールしてみてください。
【当時の状況】
Eさん「こちらを見つめている蛇さんがいて、がんばって蛇語を話そうとしていたんですが全然ダメで、蛇語を話せるMちゃんも連れてくればよかったねって話をしていたんです」
Mさんは蛇語を話せるのですか?
Eさん「はい。ポッター君みたいに上手なんです。『シィーーシャァァッ』みたいな。実際に蛇と話をしている所は見たことないですけど」
――不完全な蛇語が、あの怪異を呼び寄せたとでもいうのだろうか。
Eさん「蛇さんの写真を撮っていたら、一緒にいた友人が私にカメラを向けたんです」
その時の写真ですか?
Eさん「いいえ。タイミング悪く、私が蛇さんからスマホを降ろしてしまったので『蛇を撮るえりんこ』の写真は撮れなかったんです」
それでは、こちらは?
Eさん「直後に同じポーズを再現した『やらせ』写真です」
ーーしょうもない、やらせ写真の撮影に、何者かの怒りの現れなのだろうか。
ーーそれでは問題の写真をご覧いただこう。
おわかりいただけただろうか?
左のガラスの絵は気になるだろうが無視してくれたまえ。
Eさんの顔がガラスに映ってしまい、それを消すためのモザイク代わりだ。
「加工された写真なんか持ってくんじゃねーよ、バーロー」
とお思いだろうが、グッと堪えていただきたい。
……で、おわかりいただけただろうか?
分かりやすいように問題の部分を囲もう。
……おわかりいただけただろうか?
横を向くEさんの髪の隙間から、何者かが覗いているように見えないだろうか?
……いや、私の耳と髪が絶妙な感じにこうなっただけなんだけどさ!
でもすごくない?
最初に見たときはゾッとしたわ。
貞子じゃね?
貞子っぽいよね?
拡大するとわけわからんけど、遠目で見たら、誰かが覗いているように見えるよね?
日頃、罰当たりなことばかりしている私ですが、今日も元気です。
2018年も残りわずかとなりましたが、元気に面白おかしく生きて行きましょう。
長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(u_u)m
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