【中華そば勝本】特製中華そば/人の目ってやっぱり気になっちゃう

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水道橋駅近くのラーメン屋さん中華そば勝本さんへ行って来ました!

この辺はカレーは飲み物。さんや太陽のトマト麺さんなど、美味しそうなお店がたくさん並んでいて目移りしちゃいます。

 

この日、私がいただいたのはこちら。

特製中華そば¥930

 

そして、『ラーメンWalker東京2019』についていたクーポン券は「100円キャッシュバック」

「次回から使える100円券」とか渡されたらどうしようかと思ったけど、しっかり現ナマ100円硬貨をいただきました。

なのでこの日は実質830円。

 

 

 

麺は中細麺ストレートで、ツルツルしていてズルズルすすりやすかったです。

スープをいただくと、魚介の風味がふんわり広がります。

えぐみは全然なくて、甘いような優しい風味で美味しかったです。

スープに鶏と煮干を使っているとのことなので、甘く感じたのは鶏の部分かもしれないです。

しつこい味ではなく、ちょうど良い味わいで最後まで飲み干しても「しょっぱい」「喉が乾いた」とか全然感じませんでした。

チャーシューは薄目ですが柔らかくて美味しく、味玉は黄身がとろとろしていてめっちゃ良いかたさでした。

 

全席カウンター席ですが、席と席との間隔に余裕があるので、隣の人を気にせずにラーメンを楽しめます。

私は食事をしている時、他人の視線がかなり気になってしまうので、こういう席は本当にありがたいです。

 

昔の話ですが、私が小学生の頃ーー

 

 

 

今の給食はどうなのか知りませんが、当時使用していた食器は先割れスプーンでした。

家ではこんな奇妙な作りのもん使わないし。

普通に箸を使っているし。

こんなのフォークですらスプーンですらないし。

いやまじでなんなん?

こんな使いづらい道具ってありますか?

箸がいい。

箸を使わせろ。

将来こんな食器で食事する機会なんてそうそうないぞ。

箸を使わせろ。

 

 

 

箸箸箸箸箸箸!

 

と、先割れスプーンに対してあまり良い感情を抱いていませんでした。

「義務教育で学ぶことは将来的に役に立つのか」

と疑問視している人がいますが、今にして思えば学問内容以前に

「先割れスプーンなんて使いこなせるようになっても、将来役に立つことなんかない」

ってハナシでございますよ。

 

しかし、当時の私(というか、私の学校の校風)は「先生に逆らうことなどありえない」という、大人からしたら良い子ちゃんなのーみそだったので、先割れスプーンごときで革命を起こす気もありませんでした。

考えることをやめた畜生以下ののーみそです。

何も考えず、与えられた先割れスプーンを装備し、先割れスプーンスキルを上げていくだけの虚しい日々を送っていたある日、事件が起こりました。

その日の給食は、キュウリとワカメのサラダかなんかでした。

輪切りになったキュウリって、本当に取りにくいのよ。

平べったいお皿に盛られて、尚且つお皿に水分で吸着したキュウリをスプーンですくうなんて高スキルは、先割れスプーンスキルレベルのえりんこ小学生には至難の技です。

かといって、フォークの要領でキュウリを突き刺して回収しようとしても、先割れスプーンの先端は「食べ物をぶっ刺して持ち上げるには溝が足りない」という本当に微妙すぎる作りなんです。

もちろん先割れスプーンだけのせいではありません。

我が学舎で提供されている食器を使いこなせない、先割れスプーンスキルレベルが低い私が悪いのです。

 

さて、先割れスプーンスキルレベル6の私はどうしたか。

前者の「スプーンの要領ですくう」方法は、キュウリに指を添えれば簡単に解決です。

でも、私は手を使うのは嫌でした。

仕方がないので当時見ていたアニメのポケモンの話題かなんかで、班員の注意をそらしながら、ひたすらキュウリをぶっ刺して回収しようとしていた気がします。

ああ!先割れスプーンスキルレベルが7だったらこんなことにはならなかったし、レベル7ならキャタピーだってトランセルに進化できるのに!!

ようやく回収できたキュウリを口に運ぼうとした時ーー

 

 

 

ボトッ

 

「ぷっww」

 

 

 

先割れスプーンから落ちるキュウリ

 

幸いにも落ちた先は元の皿の上。

 

絶望しながら顔を上げると「だっせぇww」笑う男子(先割れスプーンスキルレベル99)。

 

……

 

 

……

 

 

……

 

 

うわああぁぁああぁあぁぁぁああぁぁああああッ!!

 

 

 

その日から、食事中は特に他人の視線が気になるようになりました。

別に、先割れスプーンスキルレベル99の男子が憎いとか、そんなことは一切思っていません。

むしろ逆の立場だったら、ゲラゲラ大笑いして3倍くらい馬鹿にしていたと思います。

出来事自体はただのきっかけです。

 

 

 

さて、ラーメンの話題からまた例のごとく脱線してしまいましたが……。

ラーメン記事を読んでいた人が、果たしてここまで読んでくださっているのでしょうか

途中で「ダラダラダラダラええかげんにせぇ!!」と、この記事から離れてしまった方が大半だと思いますが、再びラーメンの話に戻ります。

 

そんなこんなで人目を気にする私が安心してラーメンを楽しめる、このカウンター席。

しかも私が座れたのは左隣に誰もいない端の席!

元々の席の造り以上に、ラーメンに集中できる最高の席です。

 

……

 

 

……って思っていたのも束の間。

 

 

視界の隅にちらちら人の影が見えるようになりました。

 

心霊ではありません。

 

ニンゲンです。

 

店内入口付近の空いたスペースに通されて待っているお客さんです。

2mくらい離れていますが、カウンター席の真横です。

 

……

 

 

……ごめんなさい。

 

 

私を見ていないのは百も承知しておりますが、誰かの顔がこちらを向いている+常に視界の端に見えるのは……その日の精神状態にもよりますが、私は無理です。

これならカウンター席の真ん中の方がはるかによかった。

 

でも、ラーメンは美味しかったです。

入口一番近くの席じゃなければ最高です。

 

ごちそうさまでした!

 

 

 


視線がこわい (集英社新書)

 



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